Mリーグ 2020/6/15 1戦目② ファイナルでも絶好調のベテラン

東１局　１本場

ユウキ「沢崎プロ、ここから打」

マユナ「これはあれだね。なんて無駄な牌持つ必要ないっていういつものやつ」

ユウキ「いや。それもあるんだけど」

サツキ「はい？」

ユウキ「ここで切るのは、まあ夏ミカンは反対なんだが理由はわかる。ターツは揃っているし、が２枚切れてるからな」

マユナ「うん」

ユウキ「問題は、ここでを残すのに、なんで前巡にを切ってるんだってことだ」

サツキ「んー。そう言われれば………」

カズキ「打点のタネであるは切って、なんの意味もないオタ風のは残した…」

サツキ「の２枚目が切れたからでは？」

ユウキ「の枚数が１枚と２枚でとの優先度が逆転するとは思えないんだが…。しかもこんな巡目で」

マユナ「前巡を残したのは、好形リーチを打つためだろうね。だったら２枚見えたとはいえ、待ちになればそれで良いし。わざわざここで見切る必要もない」

ユウキ「まあ、本当にの枚数で判断を変えたのかもしれんが、こういうところがつかみどころないんだよなぁ。この人」

ユウキ「４巡目。多井プロに１シャンテン」

マユナ「こんな…」

マユナ「あ。とっとくんだ」

サツキ「まあ確かに残しても好形になる保証はないし、はフリテンだし」

カズキ「先埋まりならどうせカン即リーだしな」

サツキ「引いて即リー打てる方がマシという判断かもね」

ユウキ「沢崎プロ、が２枚切れたのを見て切り」

マユナ「せめてからじゃない？」

カズキ「だよなぁ。引いて門前でテンパればドラはいらないし」

サツキ「ドラを使い切ろうってことでチートイを重く見たのかも…。あと、鳴いて行ってのドラ単騎想定なら、確かにこれでもターツは足りてる」

カズキ「チートイを見るなら、確かにを外すしかないのか…」

ユウキ「チートイの受けとしては優秀っぽいしな」

マユナ「ふむぅ…」

東２局　０本場

ユウキ「沢崎プロ。ここから…」

ユウキ「切り」

マユナ「普通ー」

サツキ「普通ですよ」

ユウキ「普通だ。俺もこれ以外ないと思ってる。でもここからとか、とか、とか、切りそうなMリーガーがいそうに思うのは俺だけか…？」

マユナ「…」

サツキ「…」

カズキ「この巡目この状況で、それらがよりも優先順位が低いなんてことはありえないけどな…」

ユウキ「沢崎プロだ」

マユナ「う、うん（多いな…）」

マユナ「！！！！！？？？？？！！！！？？？？？？？？？？？？！！？？？！？？？！！！！！！？？？？？？」

サツキ「えー…。ナニコレ……」

カズキ「678と789に照準を絞った…んだろうか…」

ユウキ「確かには２度受けで、678とドラを使い切ることを考えればの機能は落ちる、が…」

マユナ「センセー。だからってを残す意味がわからないのですがー」

カズキ「ドラ引きを考えれば絶対切れないと思うんだけどなぁ」

ユウキ「ロボリーチ。真っ当な手順での真っ当なロボリーチ」

サツキ「はい」

ユウキ「これを受けて多井プロ」

マユナ「形は良いね」

ユウキ「字牌に手をかけず、なんと唯一の現物である切り」

カズキ「堅い…」

マユナ「一応トップ目だからってこと？」

カズキ「まだ東２局だから、この点差でそれでオリるのは理由としては弱いと思うけどな」

ユウキ「単純にはどっちも小林プロの役牌で危険牌だから、自分の手が２シャンテンなら押す価値が無いっていう考えだと思う」

マユナ「まあ、言われてみれば２シャンテンで突っ張るほどの状況と手牌ではないか」

サツキ「これをラフに押す人と多井プロでは、まさに格の差があるように見えますね」

東４局　０本場

ユウキ「茅森プロ、ここでを切った」

サツキ「な、ナニユエ？」

カズキ「トイツにとドラだぞ？こんな雑な打牌は許されるのか？」

マユナ「普通にペンチャンを切るべきだろうし、なんらかの理由があってに魅力があったとしても先にからでしょ」

ユウキ「沢崎プロ。が無い状況で即リー」

カズキ「なんという英断」

ユウキ「でもよく考えればこれが１番良い選択な気もする。例えばテンパイとってダマにしても、嬉しい手替わりはしかなく、それも２枚切れてる。美味しくない」

マユナ「ドラも１枚切ることになるし…」

サツキ「リーチしなくてもツモれば6000オールなんだからリーチいらないっていう人もいるかもしれないけど、絶対にリーチした方がツモアガリ率が上がる。他家がオリるから」

カズキ「結局ここでリーチするのが１番得っぽいな」

ユウキ「これに対して小林プロ」

サツキ「テンパイですか」

マユナ「『一発』目じゃないし、１チャンスのくらい押して良いんじゃ？」

ユウキ「切らない」

マユナ「堅いなぁ…」

サツキ「多分、１番の理由は点数状況ですよね」

カズキ「確かにこの点差のトップ目なら親リーとめくり合う必要はないのかもしれない」

ユウキ「それに次巡もを切れる。その時にを引くか鳴ければノーリスクでテンパイ取れる」

マユナ「うん。確かにリスクをとって押さなくていいのかも」

カズキ「まだ東場終わらんぞ」

マユナ「なんでこんなゆっくりなの」

サツキ「計画性が無いのは今に始まったことじゃ無いけどね」

カズキ「前回なんて東１局０本場しかやってないしな」

ユウキ「Mリーグ戦記久しぶりだから、感覚が戻ってないんだよ…」

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