Mリーグ 2020/6/15 1戦目③ 猫背の困ったちゃんレジェンド
東4局 1本場
ユウキ「多井プロ。配牌」
カズキ「クソ悪いっすね」
ユウキ「切り」
カズキ「こういう字牌が多すぎる時は、むしろそれを起点とした手作りをするってことか」
サツキ「マンズかピンズのホンイツ。あとはトイトイやらチートイやら」
ユウキ「かなり他と離れたトップ目の小林プロ。1枚切れの単騎でリーチ」
マユナ「トップ目で安手でリスクを背負うのはどうなのって思う人もいるかもしれないけど…」
サツキ「むしろこの局を進めるために一番効果的な選択だろうね。待ちは良いし、巡目も早い」
カズキ「それにダマでピンフ変化を待ってピンフテンパイしたとしたら、今度は打点上昇のために鉄リーになるわけで」
ユウキ「小林プロの放銃率とラス率が低いのは、守備力が高いだけじゃなく、『アガるべき手をアガる』ところに1番の理由がある。この辺を理解していれば、このリーチは当然の選択だということがわかるはず」
ユウキ「このリーチを受けて多井プロ…」
マユナ「メンホンチートイにむけてラフに字牌切る…?」
ユウキ「ベタオリ」
マユナ「そうだよね」
カズキ「前記事でもあったが、所詮は2シャンテンだからな」
サツキ「も切れずドラもない以上、現状はただのチートイのみの2シャンテン。1枚たりとも押す価値はないですね」
南1局 3本場
ユウキ「多井プロ。ポンしていてのホンイツテンパイ」
ユウキ「茅森プロがドラポンしていてのマンガンテンパイ」
ユウキ「そして多井プロに」
マユナ「切れば放銃か…」
ユウキ「猫背マックスモードで卓を見る多井プロの選択は…」
ユウキ「現物切り」
マユナ「止めた…」
カズキ「茅森プロに通ってないスジは
、、、」
サツキ「リャンメンなら1/3でマンガン放銃。確かに止めた方がいいかも」
カズキ「南1局でテンパイ料のために押すほどではないと」
マユナ「ここで茅森プロとテンパイノーテンでもまだマンツモ圏内だしね」
南2局 5本場
ユウキ「茅森プロ、先制リーチ」
ユウキ「これを受けたラス目の多井プロ。1シャンテンだが…」
カズキ「相手は親リー…。押しにくいは押しにくいけど今回はオリるような局面じゃない」
サツキ「自分の手は打点十分で1シャンテン。しかもラス目」
マユナ「そして現物のを切ったらこの手はほぼ死ぬ…」
ユウキ「押す。が、形上のではなくから」
マユナ「今後周りを抱えてのローリングを考慮しての、と、単純に両無スジと2枚壁の外のとの安全度の比較かな」
カズキ「押すにしても精密に。これができる人とできない人はやっぱり差がありそうだな」
南3局 0本場
ユウキ「沢崎プロの先制リーチ」
ユウキ「これにまたもや困ったちゃんになる多井プロ」
マユナ「大長考だったね」
マユナ「テンパイはテンパイだけど単騎になっちゃうか」
サツキ「選択肢はいろいろありそう」
①(危険牌)を切ってのドラ単騎テンパイを取る
②(現物)を切って好形テンパイを目指す
③(危険牌)を切って打点と好形を目指す
ユウキ「点数状況的には2着に上がるためにはここはなんとかアガりたいところ。逆に沢崎プロにマンガンを打ち込むと次局ラス回避ゲーになる」
カズキ「アガることを優先にするならここでテンパイを外すのはいつも以上に痛いか…?」
ユウキ「多井プロもそう考えたのか、ここは①の選択。ただダマ」
マユナ「ダマか…。多面張変化でドラを切る気?」
カズキ「そうすると打点が大幅に下がるぞ?このテンパイとるならリーチで良いんじゃないか?」
ユウキ「まあ一応ダマでも7700で打点はあるし、を引いたら他の牌と入れ替えられるというメリットもあるが、夏ミカンもリーチで良いんじゃないかと思ってる」
ユウキ「なんと多井プロの押しを見て、それでもなお喧嘩リーチをふっかける小林プロ」
マユナ「は危険牌な上に愚形。まあは場0とはいえ、このトップ目で無理する必要ある?」
ユウキ「まず、自分の手が打点十分。アガった時の収入が大きい」
サツキ「あと、子の沢崎プロにならマンガン程度打ち込んでもトップ終了は揺るがない。それよりは多井プロの親を最速で流す方が良いという判断かな」
カズキ「多井プロもかなりの押しとはいえ、テンパイならリーチしてくるであろうという考えもあるか」
マユナ「大長考ゆえに、ダマテンだとしてもまず好形テンパイではないはずっていう読みもあったかも」
ユウキ「これを見て渋々リーチを打つ多井プロ」
サツキ「2軒リーチ相手なら回す余裕なんてない。こうする以外ないですね」
ユウキ「結果初戦トップは小林プロ。華々しい航海で後方一気の狼煙を上げた」
マユナ「本当にどこが優勝するかわからないね」
ユウキ「まあ、こちらとしては盛り上がりよりも良質の闘牌を見せて欲しいってところだけど」
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