球詠
ずっと昔にしたキャッチボール。
野球の楽しさを知り、続けてきた。
でも、自分のボールを捕れる人なんていなかった。
だからもういいと、野球をやめようと。
なのに、運命はそうはさせなかった。
かつて自分のボールを捕ってくれた親友との再会を機に、全国へ向かって、少女は再びボールを握る。
武田詠深(たけだ よみ)は、魔球ともいえる変化球を投げるピッチャー。
ただその凄まじい変化球を捕れる捕手がおらず、中学時代は公式戦で勝つことなく引退する。
高校に入っても自分のボールを取れる捕手などいないと、それを機に野球をやめようと思っていた。
しかし、高校に入学してすぐ、詠深はかつて幼い頃に共にキャッチボールをしてくれた友達の山崎珠姫(やまざき たまき)と再会する。
嬉しい再会。
流れで昔のようにキャッチボールすることになるのだが、珠姫はあの球を投げないのかと聞いてくる。
詠深は、当然今の珠姫にもあの球は捕れないと思っていたが、珠姫の要望により投げることに。
同じクラスになった川口姉妹にも協力してもらい、投手と捕手は対面する。
そして、投げたボールの行方は…。
珠姫もまた、幼い頃に詠深としたキャッチボール以来野球を続けており、名門と呼ばれるチームで練習していたのだった。
自分の球を捕れる人がいる。
詠深は珠姫や川口姉妹に誘われ、再び野球を始めることに。
あらすじはこんなところです。
王道の野球マンガであり、登場人物が美少女となれば面白くないわけがありません。
詠深たちの入った新越谷高校は、度が過ぎる練習体制で活動自粛になっており、プレーヤーは全員で9人ギリギリ。
ですがそれぞれが粒揃いで個性のある9人。
アットホームながら的確で優秀な指導や恵まれた練習環境の中で、結構ガチに成長していきます。
ただの美少女マンガと思うことなかれ。
野球の内容もかなりガチです。
それが分かるワンシーンがこちら↓
「2塁ランナーをシングルヒットでホームへ還すために、打球をどこに持っていくか。」
ここまで細かいところにこだわる野球マンガってそう多くないのでは?
僕は麻雀と一緒で、「心」「気合」なんかよりも「理論」「技術」で行動する方がずっと好きなので、こういうところはすごく気に入ってます。
かわいい女の子たちのガチ野球を見たい方はぜひ。
次回、新越谷ナイン紹介!
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