永世乙女の戦い方
「将棋指しは、負けると死ぬ」
勝負の世界において、背負うものは個人個人で違います。
誰かへの憧れでその世界に入ったとしても、
ただ自分の力を試したいと思ったからだとしても、
それがなんであれ、
全ての勝負師は何かを背負い、戦います。
負けは死。
負ければ憧れやプライドが支えてきた心はボロボロに崩され、ただ「そうだった」という事実しか残りません。
「将棋指しは、負けると死ぬ」
「心が死ぬ」
だから、
将棋の世界で闘う少女たちの物語です。
主人公の早乙女 香は将棋を愛する女子高生。
女流棋士として活動しています。
普段は無気力なことが多い彼女ですが、将棋になると一変。
相手に勝つために、相手を殺さんとするような殺気を放ちながら打つその姿はまるで別人。
将棋に対する思い入れは、他者から見ればもはや変人です。
香は小さい頃、現在最強と言われる女流棋士、天野香織に将棋を教わります。
香織と公式の場で闘うためには、ある理由から10年以内に香織の元までたどり着かなければなりません。
そのために、香は女流棋士となりました。
香の実力は高いもののやはり敵も強力。
数々の激戦、そして敗北を経験。
それでも。
憧れの対戦のためには負けられない。止まっていられない。
香の、たった1人で闘い、殺し合う姿に、勝負の世界の厳しさと、将棋の面白さをひしひしと感じます。
是非少女らの闘う姿に酔いしれていただきたい。
そしてくずしろ先生といえば百合。
うん。
やっぱりこれも外せない。
将棋のルールは知らなくてもめっちゃ面白いですよ!
ebookで読もう!クリック!↓