終末のワルキューレ
人々の紡いできた歴史が
今、神々の手で終末を迎えようとしている
神々は言う
「人類こそが地球上の生物にとって最大の癌」
戦争、環境汚染、絶滅する生物…
もはや救いようなどない
ここで終わらせよう
総意だった
ここで、人類は終末を迎えるかに思えた
だが、立ち上がるものがいた
「神VS人類最終闘争(ラグナロク)」にて
人類の存続と終末を
今一度…!
1000年に一度行われる人類滅亡会議。
全世界の神々が一堂に会するその場にて、人類は終末の危機に陥ります。
人類を救う価値も導く価値も無いと断ずるほぼ全ての神々。
神々の中央に座するギリシャ神ゼウスは終末の決定を言い渡そうとします。
その直前、それに異を唱える者が。
彼女は全世界の神々に対して、人類の終末に待ったをかけます。
共に歩んできた人類。
簡単に見捨てることなどできない。
その一心で神々の決定に真っ向から対立するブリュンヒルデ。
ですが神々はもはや聞く耳も持ちません。
一介のワルキューレの意見など、大いなる神々が聞く必要もなし。
ブリュンヒルデの言葉など、人類の醜悪さを考えれば、届く力はなかったのです。
が、…
ブリュンヒルデには秘策がありました。
それが「ラグナロク」。
神と人類によるタイマンで人類の存亡と終末を決定する「しきたり」。
もし人類がこのラグナロクに勝利すれば存亡となる。
そんな古い、あったことすらも忘れ去られていた「しきたり」。
そもそも神と人が戦ったところで勝負になるはずもない。
そんな思いもあって、もはや誰の記憶からも抜け落ちていました。
当然、そんなものをいきなり引き合いに出したところで神々が相手にするはずもなく、この秘策も無意味に終わるかに思われました。
が、そうはいかない。
ブリュンヒルデは最後の奥の手を使います。
「神はキレやすい」
ブリュンヒルデは、挑発こそが神々の心を揺さぶる最強の一手だと確信していたのです。
これにブチギレる神々。
狙い通りと言わんばかりに話は勝手に進んで行きました。
ラグナロクが始まる
人類滅亡をかけて、国も文化も思想をも超えた、
神と人との戦いが
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