Mリーグセミファイナルについて②
前回に引き続いて、セミファイナル進出チームの所感を。
KADOKAWAサクラナイツ 48.4pt → 24.2pt
レギュラーシーズン成績
選手 |
pt |
内川幸太郎 |
▲33.1 |
▲152.8 |
|
沢崎誠 |
234.3 |
僕の大好きな、「わけわかんないけどなぜかめっちゃ強い」沢崎プロと、西単騎ボーイイケメン内川プロ、グラドルの岡田プロという、なんとも華のあるチーム。
実績十分の内川プロはマイナスで終わってしまいましたが、まあ心配することはないんじゃないでしょうか?どうせ打ってれば最終的にはプラスになるでしょう。セミファイナルでの勝ち頭になったって全然不思議じゃありません。
岡田プロは地力で押されている感じは若干あります。全体として大きな穴があるとは思いませんが、細かーい注目しなければならないところに目が行っていないのではと思う時がちょっとあります(あまりたくさん対局を見ていないので根拠は薄いですが)。
沢崎プロは↓で。
●個人的に活躍を期待している選手
沢崎プロ
今とは違う時代の麻雀を操る沢崎プロ。
「なんでそれ切る!?」「なんでそれ残す!?」
彼の麻雀を見て何度同じことを思ったことか。
僕は見続けなければいけないのです。彼の麻雀を。
それだけです。
もし彼がセミファイナルでボコボコにされるようなことがあれば、僕的には「やっぱりこんなわけわかんない麻雀では勝てないよね」と納得してしまえるのですが、なんかどうせ勝っちゃうような気がするんだよなぁ…。
TEAM RAIDEN / 雷電 ▲80.1pt → ▲40pt
レギュラーシーズン成績
選手 |
pt |
▲251.5 |
|
20.9 |
|
150.5 |
高打点を武器に他家をどん底に突き落とすような麻雀を操る雷電。
特にずーーーーーーーーっと安定して結果を出している黒沢プロの手作りは見事で美しいです。
瀬戸熊プロは、前期から含めてですが、もっと勝つんじゃないかと思っていました。なぜ勝てないのかが僕にはよく分かりません。単に悪いクジを引いてるんでしょうか?鳴きが少ないからなのかな…。
萩原プロは、正直行って力不足でしょう。
個人的に彼の麻雀は大好きなのですが、どうも「好きなプレーだけしたい」ような感じに見えます。それもプロとしては正しい姿なのかもしれませんが、化物だらけのMリーグで勝とうとするなら、自分を殺すことも時には必要なのではないかと。
●個人的に活躍を期待している選手
黒沢プロ
僕の麻雀に影響を与えてくれたプロは何人もいますが、手作りという点で1番変えてくれたのは間違いなく黒沢プロです。
特に、「安いテンパイ効率を落として高いテンパイ効率を上げる」作業が非常に上手い。高い手の機会損失率が極端に小さいのではないでしょうか。
あと、押し引きも美しい。「あと1牌押したい」を押さない。自分の手に見合った押し引き。丁寧な麻雀もまた魅力的です。
U-NEXT Pirates ▲202.3pt → ▲101.1pt
レギュラーシーズン成績
選手 |
pt |
小林剛 |
211.0 |
▲143.4 |
|
▲168.1 |
|
瑞原明奈 |
▲101.8 |
船長がいなければものの見事に転覆していたであろう海賊船。命からがらドリブンズを乗り越えてのセミファイナル進出。
打点不足が問題視されることがありますが、大して高打点プレイヤーでもない(むしろその逆)小林プロが好成績であることを考えれば、別に弱点ではないかと。
特に前期大活躍の朝倉プロのこのマイナスは、単純に悪いクジを引きすぎた結果のように見えます。
瑞原プロは他の化物Mリーガー達と比べれば地力では落ちるのでしょうが、この程度のマイナスならこの先十分巻き返せる成長度を持っていると確信しています。
問題は石橋プロですよ。
実績がある以上、2年連続で大きなマイナスはまずいでしょう。↓で語りたい。
●1番好きなプロだからこそ辛口に
石橋プロ
僕がバッシーの大ファンであることは何度か書きました。
確実に、勝つための知識も技術も備えているはずの石橋プロ。
僕は、彼が勝てない理由は、他の選手と比べて遠い鳴きが多いからなのではないかと考えています。
「安くて遠い」も多いし、「高いが遠すぎる」仕掛けも多いです。
多分アガり自体の機会損失率が高いんじゃないでしょうか?
もしくは単に高い手が少なすぎるか。
あと「鳴き」で思うことは、「鳴いた手を交わし手だと思い過ぎていて、打点アップのタネをあまり残さずスリムに構え過ぎている」ことがよくあるかと。
どう考えても守備力トップクラスのバッシーが負ける理由があるとすれば攻撃面にあるとしか思えません。
多分Mリーグルールに麻雀が合っていないのではないでしょうか?
セミファイナルで大きな手入れをしなければ。
この調子のままマイナスを重ねてしまうのではないかと心配です。
ともあれ、明日、セミファイナルは否応なく開始されます。
注目選手もそうでない選手も、最高のパフォーマンスを見せてくれることを願います。
いよいよ明日!