サツリクルート
突如、日本を襲った大恐慌「スコーチド」。
国家にこの不況を耐えうる力は無かった。
その中で、「4大財閥」は崩れなかった。
企業、銀行を次々と取り込み、国家を支えてスコーチドを脱した。
莫大な力を手にした財閥。今、国家は企業に支配されている。
さらなる力を得んがために、財閥は優秀な人材の確保に乗り出す。
就職活動。
学生たちは支配者たる財閥の一部となるため、就活にいっそう活力を振り絞る。
そんな中、ここに1人。他の学生らと同じように就活に励む青年がいた。
名を「蓼丸カズヤ」。
彼の目には、他の学生たちには無い、まったく別の目的があるようで…
4大財閥の一つ、蓼丸財閥CEOの息子にして時期CEOが確約されている蓼丸カズヤ。莫大な力を持つ4大財閥のナンバー2という肩書きを持ちながらも、彼は他の若者とともに大学生活を送っていた。
他の学生は、その莫大な力のおこぼれに与ろうと彼に近づき、甘い蜜をすすっていた。
就活戦争著しい中ではそれは必然とも言えた。
そんな中、1件のニュースが流れる。
突然だった。
今日の今日まで4大財閥の一角をになっていた蓼丸財閥は崩壊。
カズヤの持っていた力も金もコネもすべてが奪われてしまった。
未来を約束されていた少年の環境は一変。
何もかもを失い、この就活戦争の中に放り出されることに…。
カズヤに突っかかるアガリという名の少女。
彼女はカズヤに対し、かつて頂点に君臨していた身分を捨て去り、就活をイチから始めるように言い放つ。
なぜアガリはカズヤに付き纏うのか。
アガリの正体は「悪魔」。
一体どういう目的があるのか、アガリはカズヤに手助けを打診。
「能力」を与えることで、就活を有利に進められるようにしてくれるという。
能力の代償は命。
能力を使い、採用試験を受け、それに不合格になった場合は死ぬ。
これは悪魔の「ゲーム」。人間は「駒」。
アガリの態度や目的が気に食わず、最初は取り合わなかったカズヤ。
だが、4大財閥を追放され、自分が多くの人間から利用されてきたことを、初めて知った。
自分が利用されたことに対して業を煮やすカズヤ。
目的が生まれた。
就活を利用して財閥を自分の配下に従える。
ここに、人間と悪魔の契りが結ばれた。
「就職活動」は真の戦場となる。
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