麻雀のルールは難しすぎる!②
ユウキ「前回に引き続き、現ルールへの不満をぶちまけたい」
マユナ「あれ。そういう趣旨だっけ」
このルールを変えて
マユナ「で、具体的にはどうしてほしいっていうの?」
ユウキ「役の多さとか、場風自風とかみみっちいのとか、意味不明な本場積み棒システムとか、いろいろあるんだけどさ。特に初心者が敬遠するのは『フリテン』『食い替え』『点数計算』の3つだと思うんだ」
マユナ「確かに。私も意味わかんなかったなぁ、最初は」
ユウキ「ちょっとそれぞれについて詳しく見ていくぞ」
フリテン
ユウキ 「フリテンとは、↑のような待ちテンパイの時、自分の河に既にかが切られていたら、他家からロンアガリができなくなるルールだ」
マユナ「加えて、仮に自分の河に切られていなくても、他家が切ったのをロンせずに見逃すと、次に自分のツモ番が回ってくるまでロンできなくなる。リーチ後は、1回見逃したら2度とロンアガリできない」
ユウキ「これホント難しいんだよな」
マユナ「絶対に誰もが一度はネトマとかで『なんでアガれないの!?』ってなるよね」
ユウキ「そもそもこのフリテンってのは、中国麻雀では存在しなかったルールだ。日本に来て、『追加された』ルールだと言うことができる」
マユナ「なんでこんなのを追加したの」
ユウキ「これについて明確に文書化されたものは無いようだ。でも、共通する説はどれも同じ。『ムカつくから』などという『感情論』から来ている」
マユナ「どういうこと?」
ユウキ「フリテンというルールが無い場合を考えてくれ。例えば↓のような時…
相手がリーチしてきてその人の河にが切ってある
→ だから自分は安全そうなを切った
→ そしたらそれがロンされた
→ 本来ならツモアガリだったはずが自分だけ失点するハメになった
→ ふざけんな!そんなの認められるか!!バーカバーカ!!!
………ということらしい」
マユナ「子供か」
ユウキ「そう!それ!!」
マユナ「な、なに?」
ユウキ「自分だけが点棒を払うのが嫌でこのフリテンルールは作られたんだよ。でも、状況によってツモアガリを放棄してもロンアガリをしたい時だってあるだろ?」
マユナ「あるね」
ユウキ「それを『自分だけが損するのが嫌だから認めない』と言ってるんだよ。これはひどいと思う。『戦略』を『感情論』で抹殺したんだよ」
マユナ「……言われてみれば、日本人の悪いところが反映されたようなルールに見えなくも無い」
ユウキ「意味不明な『感情論』のせいでルールが難しくなって新規獲得が滞ってることを考えると、これはもはや『悪しきルール』と言っても過言では無い」
マユナ「とは言っても、今すぐフリテンをなくしちゃったら、その『感情論』で反対する人はいっぱいいそうだけどね」
ユウキ「それが辛いところだ。でも、仮にフリテンが無くなったら、それはそれで戦略や戦術に幅が出て面白いと思うんだよな。河に切られた牌でもアガれるなら、今までの押し引きに凄まじい影響が出そうだし。他にもいろいろと」
マユナ「自由度が広がるのは間違いないね。そして、絶対に、『難しさ』は決定的に下がる」
ユウキ「ホントに無くなってくんねーかなぁ。これ」
振り聴 ←こちらに詳しい解説があります。本ブログの文章はかなり簡略化したものでありますので、こちらで知識を補完されたほうが良いかと。
食い替え
ユウキ「食い替えとは、と持っている時にと鳴いてスジのを切ったり、と持っている時にと鳴いて、鳴いた同じ牌のを切ってはいけないというルールだ」
マユナ「これもまた複雑でよく分かんないよね」
ユウキ「大体、なんでこれがダメなんだ。パッと理由が思いつかん!なんでだ!責任者を呼べ!!」
マユナ「ハイハイ。今ググるからちょっと待って。えぇ〜。ふんふん。えー…。……………」
ユウキ「あれだろ。一緒なんだろフリテンと」
マユナ「…うん。おんなじようなもん。『鳴いた牌と同じ牌を切る「一発消し」が気に食わないから』とかって書いてあるよ」
ユウキ「そうなんだよな〜。結局『感情論』なんだよ」
マユナ「どうしてこう、なんというか。我慢がきかないというか…」
ユウキ「まあ、これに関してはアリのところも結構あるらしい。プロ団体とかな。いっそその勢いで根絶してほしいもんだけど」
マユナ「雀荘で一発消しが横行してトラブルが多発したとかってさぁ。民度よ民度。まあその当時は、万人に楽しんでもらおうとしたら、こうするしかなかったのかもねぇ」
ユウキ「今は『モロひっかけが汚い』とか言うマナーの悪い客も減ってきてるはずだし、ここらで一旦『感情論ルール』を見直してみたら良いんじゃないのかなぁ」
点数計算
ユウキ「単純に難しすぎる。意味がわからん」
マユナ「冗談抜きで、長く麻雀を打ってても、全ての点数を知らないまま死んでいく人がかなりの数いそうだよね」
ユウキ「簡略化した点数を採用する雀荘とかもある(あった)っていう話を聞いたことあるけど、そういうのがもっと増えんもんかね」
マユナ「せめて符計算をなんとかしてほしいよ。無くても良いんじゃないのあれ」
ユウキ「は2符付くんだよ。(オタ風)は符は付かないんだよ。の時はピンフにならないんだよ。の時はピンフになるんだよ。……アホらしくてやってられるかぁ!!」
マユナ「ついに役にまで飛び火が…。平和(ピンフ)は『平たいアガリ(符がつかないアガリ)』だから、それはしょうがないでしょ」
ユウキ「すみません」
ユウキ「まあそんなわけで、麻雀の新規獲得のためにはもっともっと改善すべき点があるんだぞということを言いたかった」
マユナ「ほぼ言いたいいことをただぶちまけたようにしか見えなかったけどね」