麻雀のルールは難しすぎる!①
ユウキ「Mリーグ発足と共に、麻雀ファンはどんどん増えてきてるらしい」
マユナ「自分はプレイしないけどMリーグとか試合を見るっていう『見る雀』も、増えてきてるらしいね」
ユウキ「良いことだよな」
マユナ「うん。………?なに?」
ユウキ「もっとプレイ人口増えてほしいよな」
マユナ「……まあ。うん」
ユウキ「どうすれば良いと思う?」
マユナ「えー。そうだね。まあ思うのは、道具を揃えるのが大変とか、4人集まるのが大変とか。ネットならそんなのも必要ないけどさ」
ユウキ「うんうん。あるな。それは」
マユナ「あとはルールが難しすぎるよね。初心者が普通にプレイできるのにどんなに頑張っても数週間、普通に遊びながら覚えようと思ったら下手すりゃ1年かかっても覚えられないくらいだよ」
ユウキ「そうだよな。それなんだよ。これから麻雀というゲームが生き残っていこうとしたら新規獲得が絶対条件なのに、大前提たるルールがその障害になってるんだ。これはいかんよな」
マユナ「今回はそういう話なわけね」
ユウキ「うん。話が早くて助かる」
中国生まれのゲーム
ユウキ「既に言ったが、麻雀のルールは難しすぎる。複雑で、多すぎる。このルールってのは、元々中国から渡ったこのゲームを、日本が大幅にルール変更した結果なんだ」
マユナ「中国麻雀は日本のよりも、もっと複雑っていうのは聞くよね」
ユウキ「そう。それを日本バージョンとしてアレンジされているわけだけど、俺は思うんだよ。なんで好き勝手にアレンジしたその時に、もっと簡単なルールにしてくれなかったんだって」
マユナ「……気持ちはわかるけど、言ったってしょうがないでしょ」
ユウキ「そうですけども」
マユナ「あんまり詳しいことは知らないけど、麻雀って元々は占いの道具だったんだよね。マンズ、ピンズ、ソーズにはそれぞれ意味が込められていて、それを配ったり回したりして占いをしていた。元々がゲームではなかったものに無理矢理ゲーム性を持たせようとした結果、こんなに複雑になった、とも言えるよね」
ユウキ「中国と日本ではお国柄の違いもある。渡り渡って全く違うゲームになるのは当たり前だ。だからこそもっともっと簡略化してくれれば良かったのに」
なぜ新規が敬遠するか
ユウキ「ルールが難しいと新規は増えない。ただでさえブラックなイメージが拭い切れない上に敷居も高そうなイメージもある。これじゃあいくら映像媒体で頑張っても、『実際にやってみよう』っていう層はなかなか増えない」
マユナ「学校の体育の授業で考えると良いよね。サッカーやバスケは体育でやるけど、野球やソフトボールを採用している学校は少ない。その理由はやっぱり、『難しいから』だろうね」
ユウキ「『難しい』と、それだけで触れ合う機会が少なくなる。これが致命的だ」
マユナ「でも、野球は難しい割に国民的スポーツになってるよね」
ユウキ「これはボードゲームの宿命だけど、麻雀は側から見ても地味すぎる上になにをやっているのか全く分からない。少なくとも、野球のバッティングや守備のスーパープレイを見て『やってみたい』と思う人はいても、ルールも分からず麻雀で役満アガったのを見て『やってみたい』と思う人なんか、この世に1人もいないと思う」
マユナ「まあ、確かにね」
ユウキ「麻雀だって野球に負けないくらい面白いゲームだとは思うよ?でもそれが『伝わらない』以上は無駄だ」
マユナ「『伝わらない』なら、やってみてもらうしかない。でもそれにはルールが難しすぎる。だから簡単にしようぜ、ってことね」
ユウキ「長くなるので一回切る。次回は本格的に現ルールへのブーイングをするぞ」
マユナ「ブーイングて…」