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夏ミカンの麻雀歴〜兄妹たちが生まれるまで⑥(完)

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前回まで↓

夏ミカンの麻雀歴〜兄妹たちが生まれるまで①

夏ミカンの麻雀歴〜兄妹たちが生まれるまで②

夏ミカンの麻雀歴〜兄妹たちが生まれるまで③

夏ミカンの麻雀歴〜兄妹たちが生まれるまで④

夏ミカンの麻雀歴〜兄妹たちが生まれるまで⑤ 

 

ユウキ「学校の図書館で借りた数学の本と、前々からファンだった西園寺さんの本。この2つが夏ミカンに強烈な影響を与えた」

マユナ「でも、だからと言ってどうして私たちが生まれることになったのか…」

カズキ「これらの本を読んで、自分もやってみようって思うのは、まあ、分からなくもないけど。にしても物好きだよなぁ」

ユウキ「今回が最後だ。全てを語ろう」

 

 

何か形で残したい

ユウキ「根底として、夏ミカンは麻雀が好きだ。倦怠期や、牌を触らない期間があったとはいえ、完全に麻雀を生活から切り離した時期は無い。特に麻雀の勉強はずーっと続けていた」

マユナ「むぅ。学校はサボりまくるくせに」

ユウキ「そうしていくとな。周りの友人たちとは話が通じなくなってくる。その頃には求めるレベルの話をできる人間は、もはや店長のみとなった。その店長とも、同時にシフトに入ることもそんなに多くなかったから、麻雀の話をすること自体、ほぼ無かった」

マユナ「へぇ」

カズキ「俺たちは大体この4人(+α)いつでも集まって麻雀について話せるけど、夏ミカンはそういう環境がなかったんだな」

サツキ「留年して同期とも会わないしねぇ。っていうか大学院2年目なら同期たちは卒業してるのか…」

ユウキ「けどな、麻雀の話を誰ともしなかったわけじゃない。研究室の同級生(留年分、年が1つ下だが)や後輩たちの中にはちょっとだけ麻雀に興味のある子もいた。ほぼ素人だがな」

マユナ「はー」

ユウキ「そしてちょうどその頃に数学の本と出会った。西園寺本を思い出した」

サツキ「ん」

ユウキ「夏ミカンはこう考えたわけだ。『周りに話す人がいないとはいえ、自分の持っている知識や戦術をこのまま野放しでいていいのか。これだけの知識量をただ「ある」だけの状態にしていて良いのか』」

マユナ「別に良いですけど」

カズキ「誰も困らないな」

ユウキ「『1度自分の中で整理する意味を込めて文章化しておくと良いのではないか。どうせなら初心者でも理解できるような。楽しんで読んでもらえるような形で』」

マユナ「余計なお世話なんですけど」

カズキ「変なところが律儀なんだよなぁ」

サツキ「そうして生まれたのが…」

ユウキ「そう。俺たちだ」

 

生まれた兄妹姉弟

ユウキ「腐っても夏ミカンは大学院生だ。『情報を文章やデータで残す』ことの重要性をそれなりに理解している。情報を野放しにしておくことが、なんというか、こう、気持ち悪かったんだ」

マユナ「まあ、分かるけど」

ユウキ「数学本、西園寺本があったから、構想を練るのは早かった。やろうと思ったその日の夜には、俺たち4人のキャラクターが出来上がり、A4で4ページ分の麻雀戦術書みたいなのを書き上げた」

カズキ「うぇ!?」

サツキ「その行動力はもっとちゃんとしたところに活かせないものだったの…?」

ユウキ「翌日、出来た文章を同級生の1人に見せた。その子も素人だったし、内容をどれだけ理解してくれたかは分からなかったが、好感触を返してくれた」

カズキ「あー。そこでつまんないとか言ってくれればそれも続かなかったろうに」

ユウキ「夏ミカンって、基本飽きっぽいけどやり始めたら止まらないタチでなぁ。翌日から毎日麻雀戦術を書いては読んでもらってを繰り返してた」

マユナ「念のため聞くけど、それは大学の研究室での話なんだよね」

ユウキ「まあ、うん」

マユナ「……いいけど」

ユウキ「止まらなくなってなぁ。最初は大した設定も無かった俺たち4人の背景とか考えだしたり、登場人物が増えだしたり、ストーリーがやたら凝り始めたり」

カズキ「なんだこいつ。何になりたいんだホントに」

ユウキ「そんなこんなでしばらく続いたんだがな、研究に山場が来たりなんだりして、ある時期でこれもやらなくなったんだ」

マユナ「結局いつものかい」

サツキ「そして時が流れ、このブログを始め、ノートPCの中で眠ってたアタシたちが引っ張り出された、と」

ユウキ「そういうことだ」

 

Mリーグが始まり、今に至る

ユウキ「大学院を卒業(修士の学生は修了という)し、内定をもらっていた企業に入って働き、今年でそれも3年目。1度すっ転んだ割には安定した生活を送っている」

マユナ「おもしろくなーい」

ユウキ「会社勤めになってからは自由な時間は減ったが、その分、金が得られた。そうすると今度はフリー通いするようになり、それまでよりも一層リアル麻雀をやるようになった」

カズキ「社会人になってからの方が打ってるんかい」

ユウキ「そしてMリーグが始まる。夏ミカンの好みドストライクのパイレーツというチームも始動し、どんどん惹き込まれ、このブログが始まっていったということだ」

マユナ「…なるほど。実績乏しいブンザイでなんでこんな上から目線のブログを書いてるのか気になってたけど、そういうことか」

サツキMリーグで気になったプレイを、文章で残したい…ってことかぁ」

カズキ「ふーん」

 

ユウキ「こんなところで締めだな」

マユナ「バイト先の店長さんとは、その後は?」

ユウキ「たまーに雀荘で会って打つこともある。相変わらず強い。夏ミカンは今が間違いなく今までの人生で一番麻雀が強いはずなんだが、それでもまだ店長が上だと感じている」

カズキ「どんだけバケモノなんだよ」

ユウキ「しかもこの人、ほとんど麻雀の勉強とかしてないぞ多分。話しててもそういうのは聞いたことがない。麻雀を教わった人はいたそうだが、それもずーっと前の話だったはず」

サツキ「情報化社会真っ只中で最新の戦術を仕入れ続けてきた夏ミカンに、ほぼ独学の戦術で完全に対応するバケモノ…」

カズキ「そんな人に麻雀を教わりゃあ、こんな麻雀バカにもなるわけだな」

 

ユウキ「多分夏ミカンは、これから一生牌を触って生きていくだろう。今はコロナで大変だからフリーに行ってないが、このブログを毎日更新するほど、麻雀のことが好きなんだ」

マユナ「好きなことがある人生は、まあ良いんだけど」

カズキ「こいつの場合は度が過ぎないか心配だな」

サツキ「コロナ不況で社会が落ち込んでも、ずっと麻雀麻雀言ってるんだろうなぁ」

ユウキ「それがこの一大事を支えてくれる力になってくれるのなら、良しとしようや」

 

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