知って得する情報の山よー『令和版 神速の麻雀[堀内システム]』を読んで②
ユウキ「夏ミカン自身、データ本は実は読んだことはある。↓なんだけどな」
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サツキ「はあ 」
マユナ「それにしては随分ブレッブレの麻雀打ってたけど?」
カズキ「本当に読んだのかよ」
ユウキ「読んだよ。でもその頃はなんというかなぁ。もっとマニアックというかテクニック的なことにご執心でさ」
マユナ「……。こういうデータ麻雀が面白くなかったとでも言いたいのかな?」
ユウキ「…………」
マユナ「…………」
サツキカズキ((また夏ミカン殺されるなぁ))
ユウキ「では、今回は重要だと思ったところを挙げていこう!」
マユナ「おい答えろ殺すから」
サツキカズキ((殺すのが前提だよ…))
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ダママンでも好形なら序盤はリーチ
ユウキ「ダママンをリーチするかどうかって、結構意見が分かれそうな問題だと思う。前に読んだ雀ゴロKさんの何切る本でもこんなのがあった」
南家 5巡目 ドラ
カズキ「これの正解は、『序盤』で『リーチしてハネマン』だから切りリーチなんだな」
サツキ「超悪形でダママンだからかなりリーチは抵抗あるよね」
ユウキ「↑のは悪形だけど、『堀内本』では↓好形の場合はいつまでリーチすべきかが論じられてる」
子 ドラ
カズキ「既にダママンだけど、『リーチしてハネマン』か」
ユウキ「局収支で言えば、11巡目までリーチ優位で、それ以降はほぼ差が無いとのこと」
マユナ「え。じゃあ全部リーチじゃん」
ユウキ「南場で順位取りが大事になってくる時は選択の余地はあると思う。けど、まあ、その通りで、ほぼリーチで正解っぽいな。夏ミカンはあんまり縁がないけど、祝儀が大きいルールなら余計リーチ優位だ」
カズキ「『リーチしてハネマン』ならそうなんだろうけど『リーチしても5翻』の時は?」
ユウキ「中盤までリーチ優位だと。好形の話な」
マユナ「こういうのって、ダマにしたままだと相手のアガリ率が上がるってのも影響しそうだよね」
サツキ「そうみたいだね。『確実にアガりたいからダマ』はそんなに正しくないってことだね」
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悪形2600追っかけリーチは常に局収支マイナス
ユウキ「大事なことっていうより、夏ミカンが驚いたことなんだけど」
マユナ「あっ、良いです良いです」
カズキ「次行きましょう」
ユウキ「待って!聞いて聞いて短く済ますから!!」
サツキ(ユウキさんも苦労人だよねぇ…)
マユナ「あいつ個人の感想なんてどうでも良いんですけど」
ユウキ「そう言わずに。でな。世間ではカンチャンドラ1は即リーなんて当たり前のように広まってるだろ?」
カズキ「はあ」
マユナ「それが?」
ユウキ「最近ではリーチの後手を踏んでも悪形でもドラ1あれば追っかけOKってのもそれなりに浸透してるよな(本によってはドラなしでもOKらしいが)」
サツキ「そうですね。もちろん状況によりけりでしょうが」
ユウキ「それ自体は夏ミカンも知識としては知ってたんだけど、実際に局収支を見てみるとな、『悪形ドラ1での追っかけは常に局収支マイナス』らしいんだよ」
マユナ「常にマイナス…」
カズキ「じゃあリーチしようがオリようが期待値的には失点ってことになんのか」
サツキ「それでも追っかけが推奨されてるってことは、追っかけた方がマイナスが少ないから得ってことですよね」
ユウキ「そういうことだな」
マユナ「ふーん。なんとなく追っかけの方が優位って考えてたけど、どっちでもマイナスってことは、もしかして劇的に得ってわけではないのかな?」
ユウキ「こちらの宣言牌がアンパイであったり、序盤でベタオリできるか怪しい時であったりした場合はリーチすべき局面が増える」
サツキ「対して中盤過ぎであったり、放銃がかなり痛い局面であればオリに分がありそうだね」
マユナ「脳死で追っかけてた今までのプレイングは、かなり危うかったのかもね」
カズキ「その辺、もっとデータを仕入れての判断が必要そうだな」
マンガンクラスの1シャンテンでも12巡目で局収支マイナス
ユウキ 「ポンテンチーテンのタイミングは『平澤本』でやった。基本的にはそれを守っていけば良いと思う」
サツキ「ここでも興味深いデータがありますね」
子 ドラ
カズキ「『受け入れ6〜8種のマンガンを見込める1シャンテン↑』でも12巡目からは局収支マイナス…か」
マユナ「受け入れ6〜8種ってことは…、いわゆる完全1シャンテンだよね。それでもマイナスになるってことは…」
ユウキ「それくらい、テンパイと1シャンテンには差があるってことだな」
サツキ「それをきちんと理解して把握して適切にポンテンチーテン取らなきゃだね。逆に言えばそれさえ覚えておけば、以前までみたいな鈍足麻雀にはそうは戻らないはず」
ユウキ「ここにピンフがつくともう少し局収支は良くなるから面前優位になる。そういった一つ一つの要素を吟味していく必要がある」
鳴きへの押し引き
ユウキ 「相手の鳴き手のテンパイ率も全部載ってる。全てはここでは言わないが、重要なのだけ」
・2フーロ10巡目 → 約70%
・3フーロ6巡目 → 約80%(9巡目以降90%)
サツキ「手出しが加わるごとに10%近く上がるとも書いてあるね」
カズキ「これはありがたいデータだよな。今までもそれなりに押し引きは意識してたけど、指標があると正確性は上がりそうだ」
マユナ「少しずつ理論武装できてきたかな」
ユウキ「他にも押し引き判断表など、知っておけば即戦力になる情報が どエライほどたくさんある。データに今まで縁がなかった人には特に読んでもらいたい本だ」
マユナ「夏ミカンに足りないものもたくさんあった。これは良い買い物だったね」
カズキ「これに続いて『押し引きの教科書』も新しいのが出てくれればなぁ」
サツキ「それは切に思うね」
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ユウキ「あと、前回の記事でも言ったけど、この本のデータはちょっと古いから鵜呑みにしすぎるのは危険かもな」
マユナ「次に出るであろう最新のデータ本は逐一チェックだね」
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