雀魂牌譜検討 初めて見たぞ三本の矢
喫茶『1chance』にて
カズキ「マスターさん、そろそろスイーツの新作とか出ません?」
マスター「最近他のことで手が回ってなくてなー」
カズキ「そっすかー…」
サツキ「カズキはホントにここのスイーツいつも楽しみにしてますからねぇ」
マスター「悪いな。ただユウキとかアヤカとかにも新商品の開発を協力してもらったりしてるんだよ」
サツキ「そういえばそんな話も…」
カズキ「あの2人料理できるんすね」
マスター「ユウキはマユナと一緒にいろいろ試してみたりしてるそうだな」
カズキ「アヤカさんも?」
マスター「アイツの作ったラザニア食ってみるか?一回食ってみる価値はある。ただ2度目はない。下手したら1度目で命を落としかねん」
カズキ「なぜ殺人兵器の話に…」
サツキ「アヤカ…、家事全般ダメって言ってたからなぁ」
カズキ「ラザニア調理って、そんな人殺しの道具になりうるような工程あったか…?」
ドラにこだわるとこんなことになる
下家:ポン打
マスター「上家からリーチ。下家も何やら不穏な雰囲気」
サツキ「形だけ見たら、一旦リーチの現物を切ってピンフドラ1に向かいたいところですね…」
マスター「ドラを切るリスクがデカすぎると考え、と落としていく」
カズキ「思い切った決断だな…」
サツキ「ドラはリーチにも下家の仕掛けにも切りたくないんだよね」
マスター「生牌だしな。自分の手もそこそこだからちょっと悩んだけど、ここは安全策を取ったな」
カズキ「はリーチには通るけど仕掛けには分からないし、中途半端な感じはするけど、まあ無難かな」
チートイはリーチしてナンボ
マスター「チートイテンパイ」
カズキ「待ちは…、もも地獄単騎か」
サツキ「即リー?」
マスター「せず」
サツキ「おや?」
カズキ「チートイはリーチしてナンボってどこかのトッププロが言ってたような」
サツキ「地獄単騎なんて他家は止めようがないんだから、リーチするのが夏ミカンだと思ってたけど」
カズキ「ワン牌に殺されてるかもしれないからビビったとか?」
サツキ「夏ミカン、そういうの気にしなさそうだけどなぁ」
マスター「巡目がな、早すぎるんだよ」
カズキ「巡目?」
マスター「地獄単騎ってことは山にはあと1枚しかない。まだまだ沢山ある山の中からその1枚を掘り起こすことになる。となると、分が悪いと考えたようだな」
サツキ「うーん。まあ分からんでもない…」
カズキ「山から掘り起こせばかなりアガれる。けど問題はたった1枚を掘り起こすまでどれだけ時間がかかるか分からないってことか」
サツキ「掘り起こすまでに現物が増えてその1枚が放たれることも無くなってしまうかもしれない。もっと怖いのは、追っかけリーチをされた時の絶望感がパナいってことか」
マスター「まだ巡目が早いならもう少し良い待ちにする時間的余裕もあるという判断でもある」
マスター「引いて…」
マスター「リーチした」
サツキ「これは…、の先切りを迷彩として利用したリーチですね」
カズキ「地獄単騎よりも良い待ちと言えるのかどうか?」
マスター「場0な分、地獄単騎よりは良しと見たな。夏ミカン自身、チートイはリーチしてナンボだと思ってるからな。ある程度良い待ちであればそれでさっさとリーチしたいって気持ちはあるんだよ」
マスター「結果的には会心のアガリになった」
サツキ「リーチしてナンボですね」
怖いもの無しの4センチ
マスター「トップ目オーラス。形はそこそこ」
マスター「ポンでアガリを目指す」
サツキ「このくらいだと、放銃を恐れてスルーするってのも分からんでもないけど、夏ミカンは鳴くんですね」
マスター「もちろんアンパイを抱えながら慎重に進行していくことになるが、やや点数差に余裕もあるしな」
カズキ「親マン放銃あたりは警戒しなきゃだな」
マスター「4センチ」
サツキ「怖いもんなしですね…」
マスター「そして決着の時」
カズキ「決死のリーチだったけど残念」
サツキカズキ「「!?」」
カズキ「うおお…」
マスター「ちなみに夏ミカン、実際にトリロンを見たのは初めてらしい」
サツキ「ここまで対戦相手を気の毒に思うことはないなぁ」
カズキ「リーチ宣言牌ってのがまた哀愁を誘ってんなぁ」
カズキ「うめぇうめぇ。いつものチーズケーキもうめぇ」
サツキ「どうしたらここまで飽きないおいしさを実現できるのか…」
マスター「趣味で作ってるんだがな。まあ強いて言えば…」
カズキ「強いて言えば?」
マスター「作って最初の味見はエリアだからな。アイツが美味いと思ったものがメニューに並ぶ。だからアイツの目利きの確かさもクオリティの一因だな」
カズキ「マスターとエリアの二大検問を通らないとメニューに並ばんのか…」
サツキ「納得ですね」
↓麻雀ブログランキング!クリックお願いします↓