オレンジライフ【雀魂・Mリーグ】

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麻雀Mリーグ 2020/2/21 1戦目 注目雀士沢崎プロ

メンツはこちら

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萩原プロがいなければおっさん臭がヤバいところだった。

 

最近リアルが忙しくてゆっくりMリーグを見れなかったですが、久しぶりに見た試合で沢崎プロが出陣。

沢崎プロは、僕が個人的に注目している3人の雀士のうちの1人。

 

他は前記事で言いました石橋プロ。

https://natsumikan-toaru.hatenablog.com/entry/2020/02/18/190000

もう1人はアベマズの松本プロ。理由は追々。

 

沢崎プロに注目している理由は、この方が、全然「現代麻雀」を打ってないのにめっちゃ強いからです。

 

「現代麻雀」をあまり打たないプロは何人かいます。

今回のメンツの藤崎プロもその1人でしょう。

藤崎プロなんかは「こういう麻雀」と言える様な特徴を持った麻雀を打ちます。

ただ、僕には沢崎プロの麻雀を、「こういう麻雀」と表現することができません。

 

言ってしまうと、理解不能なのです。

Mリーグのメンツの中で1番理解不能な方です。

(悪い意味ではありません。)

少なくとも、多くの打ち手が勉強、研究してたどり着くような「現代麻雀」とはかけ離れた麻雀を打ちます。

 

これを踏まえ、沢崎プロの麻雀を見ていきたい。

 

東1局 0本場 親 藤崎

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既に赤2枚で打点も形も十分。

巡目も、一般的には余剰牌を処理すべきとされる頃合いです。

五索赤切りが普通でしょう。

 

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違うんだな〜。

こんなことする人いますか?

と言いながら、実は僕も、こうします。

単に打点を上げたいからです。

沢崎プロがどれだけのことを考えているのかわかりませんが、僕は1翻上げるためなら多少のリスクをとるタイプなんで、体感的にはもう2巡ほどはキープします(もちろん他家の動向を見ながらですが)。

これは見ていてちょっと嬉しかったので載せました。

 

東2局 1本場 親 萩原

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萩原プロから親リー。

この人のリーチは信頼度が高い(良形か、高い)ですので、他家は嫌でしょう。

 

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ここで沢崎プロがテンパイ。二萬五萬は萩原プロの現物です。

「現代麻雀」では、一般的に「待ちがリーチの現物待ちでもピンフドラ1はリーチが得」とされます。

ガリ率を上げるよりも打点を上げた方が良いというところです。

まあ、それも場況によりけりでしょうが。

沢崎プロの選択は…。

 

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ダマ。

多分僕も、こうします。

理由は、

・ここで切る牌三萬がリーチに通りそうなので、他家からはオリているように見えるため、二萬五萬を拾いやすい。

・マンズの場況が良いわけではない。

・供託が結構ある。

 

これはダマにする人も多いかな?

沢崎プロの考えの比重を知りたいところです。

何に重きを置いているのか。

 

東3局 0本場 親 沢崎

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ドラ西トイツのチャンス手。

二萬中の2択。僕なら仕掛けたいので中を温存して二萬切ります。

ホンイツがあるので一索は切りません。

そんなことを考えていたのですが…。

 

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なんだこれは。

これは流石にオンリーワンなのでは…。

この1打で、ホンイツをメインに見ているのはなんとなく分かります。

でもそれなら二萬切ったって良いじゃないの。

そもそもこの後普通に西八筒をツモってくることを考えればこの選択はありえないはず。

 

ここで八筒を切る理由を僕なりに考えてみると…

七筒:麻雀王国三萬:麻雀王国五萬:麻雀王国七萬:麻雀王国中:麻雀王国をどれも逃したくない。

・えー・・・・・・・・・・・・。

 あとはなんでしょう。

よく分かりません。

教えて沢崎プロ。

 

東4局 0本場 親 近藤

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これ、何切りますかね。

かなり意見が分かれそうですが、僕は七索を提案します。

良形と打点(純チャン、赤、ドラ)を優先します(789三色はターツオーバーになるので優先度低)。

 

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九萬かー。

こう打った場合は六索引きがあんまり嬉しくないので、こうするくらいなら七索切った方が良いと思うのですが、どうでしょう?

 

南3局 0本場 親 沢崎

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萩原プロからリーチが入ります。

 

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対して沢崎プロ。

残りツモは1回。

三筒切ればテンパイです。

四筒のワンチャンスですが、ただ萩原プロの河はピンズ怖いです。

 

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真っ向リーチ。

この点数状況であれば萩原プロへの放銃は相当痛いので、トップをキープしながら局を消化するためにオリても良さそうですが、リーチ。

確かにここでマンガン振り込んでも2着は取れそうなので攻めても良いのかもしれません。

三筒さえ通ればあとはツモ1回で放銃率も高くなく、逆にアガれば一発やホウテイでトップがかなり安定する。

リーチした方がいいか。

ただ三筒の危険度はエグいため、本当に「2着上等」と思ってかけなければいけないリーチであることは確実ですね。

 

 

僕が思うに、沢崎プロは「現代麻雀」とは違う、「別の確固たる麻雀」を操っているのだと思います。

「現代麻雀」で常識とされる戦術とは違う、「別の法則、理論」を武器に戦っているように見えるのです。

 

僕は麻雀初めたのは8,9年前で、その頃は「デジタル」だの「スピード、手数重視」だのと言われている時代でした。

それが流行となり、それに反する「打点、門前」麻雀は排他的に見られていました。

ですが時代が進んでくると、「打点、リーチ」に対する見方が変わって来て、今度はむしろ「安くて遠い仕掛け」などはどんどん見なくなってきました。

 

時代の流れで「現代麻雀」と言われるものの姿も変わってきます。

常識は常に変わってきます。

今の常識など、明日には否定されてしまうことだってあります。

 

沢崎プロの麻雀は、「今の常識とは違う、別の時代の麻雀」と言えるのかもしれません。

「別の時代」というのが、先取りされた未来なのか、眠っていた過去なのか分かりませんが、沢崎プロの麻雀を研究することで、今の「現代麻雀」はまた変化していくかもしれません。

 

これが、僕が沢崎プロを注目する理由なのです。

 

 

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