大好きなパイレーツ コバゴーについて語りたい
僕がMリーグに求めるのは、レベルの高い麻雀同士のぶつかり合いです。
それも、ぶつかり合いを見ているのが楽しいという理由ではなく、激しいぶつかり合いの中で、どういった麻雀が勝ちやすいかを見定めたいのです。
言ってしまえば、僕にとってMリーグは学習教材なのです。
だから、
僕は巧い選手が好きです。
たかだか20〜30半荘のスパンであれば、どんなに巧い人でも負けるし、大したことのない人でも勝ちます。
僕は巧い選手が好きですが、
勝ってる人が巧い訳ではありません。
結果論が親の仇ほど嫌いな僕ですので、余計にそう思うのでしょう。
つまり何が言いたいかというと、僕の興味は「Mリーグ」にある訳ではなく、「Mリーグに集う強者」にある訳なのです。
ぶっちゃけ、選手個人が最高の麻雀を見せてくれるならば、どこが優勝してもいいとさえ思っています。
ですが、そんな中でも1番ヒイキにしているのはどこかと聞かれると…
パイレーツ です。
理由は、これまでこのブログでチラホラと書いてきましたが、個人的に思い入れのある選手がいるからです。
小林剛。
朝倉康心。
石橋伸洋。
(アッキーナも大好きだけど他3人と比べると思い入れという点では落ちます。すみません!)
この3選手は、僕の麻雀観の礎を作ってきた方々です。
できることなら勝って欲しい。
ここから、僕の3選手に対する思い入れを語りたいと思います。
小林剛
言わずと知れた麻雀サイボーグ。
実を言うと、この3選手の中ではコバゴーは、僕が1番最後に出会った(出会ってはないけど)プロです。
そしておそらくは、僕の麻雀観を最も大きく変えた方です。
それまで僕は、一般的に言われる「デジタル」な人間であったものの、「渾身の手順から作り上げたこのテンパイは負けない!」とか、「俺の手3メンチャンなんだからペンチャンに負けるのおかしいだろ!」とか、そんなことを恥ずかしげもなく普通に思っていました。
ところが、小林プロは「そんなこと当たり前」と言うスタンスでそういった事象を片付けていくのです。
「さすがサイボーグww」と、最初の頃はそういうふうに思っていた僕ですが、ふと、突然、こう思ったのです。
「あれ。でも普通に考えたらその通りじゃん。」って。
いやホント、きゅ〜〜〜〜〜にそう思ったんです。
それまで「ロボ節」だと半ば馬鹿にしながら小林プロの発言を追っていたのですが、きゅ〜〜〜〜〜にそのロボの言葉が、ふっと心の中に、ストンと、落ちてきたのです。
その瞬間思いましたよ。
(俺は今まで何をあんな馬鹿なことにいちいち取り合ってたの…?馬鹿なの?)
麻雀は偶然のゲームです。
プレイヤーにできることは、「どの偶然を選ぶか」だけです(鈴木たろうプロ談)。
そう。
選ぶのは所詮偶然である以上、結果にいちいち反応してたって何にも意味なんて無かったのです。だって僕らは結果を選ぶ力なんて無いんだから。
それが分かるまでに何度小林プロの発言を聞かなければならなかったのか。
ホントに馬鹿だったと思います。過去の自分が。
今では、多分、Mリーガーの中で1番麻雀観が近いのが、この小林プロです。
そして、僕の中の「理想形の勝負師」でもあります。
↓コバゴーについて少し語ってます。
natsumikan-toaru.hatenablog.com
この、「最良」の麻雀打ちが今後も変わらずに麻雀を打ち続けてくれることを、切に願います。
朝倉、石橋両プロは次回で。
コバゴーのロボっぷりに学べ!