オレンジライフ【雀魂・Mリーグ】

雀魂やMリーグ、麻雀についてを書いております!

大好きなパイレーツ アサピンとバッシーについて語りたい

前回から続きまして、僕が大好きなパイレーツの選手について語ります。

 

朝倉康心

僕と同じ世代であれば、「朝倉プロ」よりも「アサピン」と呼んだ時期のほうが長い人が多いのでは?

ネット麻雀「天鳳」の初代天鳳位アサピン。

この時代の若者が麻雀を覚えたら、大体の人は天鳳をプレイするでしょう。

そしてしばらく長くやると分かってきます。

天鳳はガチ」だと。

そんなガチガチの環境の中で、化物だらけの鳳凰卓を制した者だけがなれるのが天鳳位。

朝倉プロがMリーガーに選ばれたときの僕の喜びは、歴代全選手中ブッチギリで1番でした。

朝倉プロの何がすごいって、その思考の深み。

ここで僕が多くを語らずとも、YouTubeとかで天鳳プレイ実況や解説とかやってる動画がいっぱいあるので、それを見れば分かります。

で、僕が1番感銘を受けたのはその「思考の深さ」それ自体ではないのです。

もっと単純なことです。

 

それは、アサピンが実際に天鳳を実況しながらプレイしている動画を見ていた時のこと。

その当時の僕は、アサピンが天鳳位だということは知っていたけど、それがどれほどすごい人なのかはあんまり分かってませんでした。ただ、めちゃくちゃ強いということはなんとなく理解していました。

で、動画が始まってプレイが始まって、その直後です。

アサピンは基本的に、

たっぷり4秒かけて打牌を選択していたのです。

天鳳の時間制限の仕組みは、局のはじめに4秒+ストックで10秒与えられ、1打の内に4秒を超えてしまうとストックの10秒が減っていくようになっています。)

 

それが何?って言われそうですが、僕はその時はホントに麻雀に対する考え方とかが素人で、模打に時間はなるべくかけないで、さっさと次の人に番を回してあげることが親切であると思っていました。

(思い違いも甚だしいです。)

でも違った。

強者とは、与えられた道具(ここでは時間ですね)を極限まで利用するのだ、と。

そしてもう一つは、当時の自分なら「こんなもんノータイムでこれ切りだろ」と思っていた牌姿でも、強者は深く深く考えを巡らせているのだということを痛感したのです。

 

それまでの自分はマジもんの「量産型デジタル」で、公式に数字を当てはめていく麻雀しか打てなかったのです。

だからほとんどの場面で時間をそんなに使わなかったし、打牌が遅い人を毛嫌いしていた節もありました。

それをアサピンは変えてくれたのです。

それが、僕を「量産型デジタル」から解き放ってくれたのです。

 

まだまだ僕は朝倉プロほどの思考の深さを身につけているとは言えないでしょうが、それでもあの時の1打1打しっかり考え抜くアサピンの姿を思い出し、僕も1打1打を極限まで丁寧に打とうと心に決めているのです。

 

 

石橋伸洋

僕の1番好きなプロです。

小林プロよりも、朝倉プロよりも先に僕が出会った(出会ったわけではないけど)バケモノです。

このブログでも1度取り上げました。

natsumikan-toaru.hatenablog.com

 

進化するデジタル麻雀 現代の強者に打ち勝つテクニック (マイナビ麻雀BOOKS)

進化するデジタル麻雀 現代の強者に打ち勝つテクニック (マイナビ麻雀BOOKS)

  • 作者:石橋 伸洋
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 ↑この本、ホントに読めば分かりますが、麻雀初心者が読んで理解することはまず不可能。

「そんなことまで考えなきゃダメなのか!」と言ってしまいそうになる程の、石橋プロの深い深い思考を知ることができます。

この本を、僕は初心者の時に読みました。

嘘です。

半分くらい読んで訳わかんなくて読むのをやめました。

だから読んだ直後は簡単なところ以外は全く身になってなかったと思います。

でも、石橋プロがヤバいやつであることは分かりました。

それ以来、麻雀の勉強をすることも忘れて石橋プロの闘牌を追い続けました。

それを見て少しずつ、鳴き方とか、守り方みたいなものを身につけていくことができたように思います。

そして、石橋プロが僕に与えた1番大きなもの。

それは。

 

オカルト、流れ論からの脱出。

 

そう。

それまでの僕は連盟の一部のプロの流れ論を信じて疑わず、「負けたのは流れが悪かったから」と本気で言っていたのです。

それを、「黒いデジタル」が変えてくれた。

「思考」「技術」。

それが、いや、それだけが麻雀なのだと教えてくれたのです。

 

この石橋プロとの出会い(出会ったわけではないけど)をキッカケに、「デジタル」を身につけ、アサピンを始めとする天鳳の高名なプレイヤーたちから技術や思考を学び、小林プロから「麻雀の考え方」を教わり、今の僕があるのです。

 

この3人がいなければ、今の僕はいません。

もちろんこの3人以外のプロからも学んだことはいっぱいあります。

多井、たろう、滝沢、茅森、ヒサト…

ですが、やはりこの3人は別格。

 

だから、勝って欲しい。

 

この記事が投稿されるのが2020年3月8日。

ドリブンズ最終戦は明日。

そこでセミファイナル出場チームが決定する。

 

多分僕はリアルタイムで見れません。

それにドリブンズもすごく好きなチームです。

 

ですが、

パイレーツのセミファイナル進出を願いたいという気持ちは抑えられそうにないです。

 

 

 

パイレーツの行方は…

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