無能なナナ 本当のあらすじ(ネタバレ)
「人類の敵」の正体。
それは。
突如として能力を手に入れた少年少女たちそのものだった。
未成熟な精神に、突然身についてしまった特殊な力。
国家は、それを世界を脅かす脅威として孤島に隔離した。
ナナは、そんな「人類の敵」たちを抹殺するために送られた暗殺者。
任務遂行のために、超常のバケモノたちを相手取る。
無能なナナ 1巻
ナナの任務は学園内の能力者を殺すこと。
そのために学園の仲間を演じる必要があったため、自身を心が読める能力者と偽っていた。
無能なナナ 1巻
学園の少年少女たちの能力は千差万別。
普通に真っ向から殺そうとすれば間違いなく返り討ちになる。
なのでナナは、まず能力の性質や弱点、能力者の人格などを探ることから始める。
無能なナナ 1巻
能力の現象を観察し、推理する。
ナナは自身の並外れた洞察力を武器に、能力者たちを少しずつ暴いていく。
が、相手も超常の力を持った化物たち。
そして特別な力とともに得てしまった常識外れの「闇」や「心」。
ナナの聡明な頭脳を持ってしても追い詰めることは難しく、逆に追い詰められてしまうことも。
無能なナナ 2巻
そして現れる、ナナの殺人を疑う者たち。
無能なナナ 1巻
無能なナナ 3巻
悪鬼蔓延る地獄のような環境の中、ナナはただひたすらに任務を遂行していく。
それが世界のためだと信じて疑わずに…。
「無能なナナ」の面白いところは…、
普通は「能力者」が出てくる作品はバトルがメインになるものですが、無能なナナはちょっと違います。
主人公は完全な無能力者。武器は頭脳や一般的な道具。単純なバトルになろうものならナナに勝ち目など無いのです。
能力者を殺すために必要なのは能力の情報です。ナナはそれを分析し、バトルというよりはパズルのような理詰めで相手を詰ますようなやり方で殺人を行います。
そして、殺人を暴こうとする「探偵役」を出し抜くために工作を行うことも。
それに対してナナの尻尾をつかもうと揺さぶってくる「探偵役」の行動もまた理詰めです。
そのために自らや他人の能力を利用することもあります。
バトルものというよりはサスペンスミステリーのような感じに近いです。
「能力」が当たり前という非日常世界でのサスペンスミステリー。
好きな人はマジで好きになる作品です。
ぜひ1度読んでいただきたいです。
natsumikan-toaru.hatenablog.com
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