オレンジライフ【雀魂・Mリーグ】

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Mリーグ 2020/10/6 1試合目① トッププロのシーズン第1打目に引っかかる

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マユナ「もうMリーグ始まって何日経ったのよ」

ユウキ「いや、マジ気味に仕事が忙しくてじっくり見る時間も無くて…」

カズキ「…で、今回は2日目の記事すか?1日目じゃない理由は?

ユウキTLの評判が酷すぎたから」

サツキ「……。アタシも見ましたけど、気持ちは分かります」

ユウキ「それに対して2日目の評判はすごく良かったし、メンツを見れば分かるんだけどな」

マユナ「まあそうだけど」

カズキ「本当は?」

ユウキパイレーツの試合をとにかくじっくり見たかったから」

マユナ「だと思った」

 

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多井プロの記念すべき第1打 

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ユウキ「多井プロ。記念すべき第一打なんだが、みんなコレ何切るよ?」

サツキ「普通に北で良いんじゃ?」

マユナ「っていうか北しか切るところ見当たらないんだけど」

カズキ「次点で一萬とか八萬か?」

ユウキ「多井プロは…」

 

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マユナ八萬切りか…」

ユウキ「夏ミカンもな、最初はドラ引きと678を捨てるわけにはいかないと、北切り一択だろうって思ってた。それが多井プロが違うものを切るもんで、結構引っかかってたらしい」

カズキ「この手、あくまで現状では高打点を叩くのは厳しそうに見えるよなぁ。なんなら愚形リーのみまでありそう」

サツキ「だからこそドラ七萬引きで一気に価値が高まる。それを考えると八萬は切りたくないって感じですよね」

カズキ「でも、確かに…。ドラを引いても五萬があるからカバーできるし、678も普通に崩れる可能性が大きい…」

マユナ「そう考えれば、危険なドラ周りを残してまで追う価値は無いっていうのが多井プロの思考なのかも?」

サツキ「トイツが多く、クイタンやチートイをそれなりに見るとすると、八萬の価値はそれほど高くなくなる…?」

ユウキ「まあそれでも夏ミカンは5巡目くらいまではこういう八萬は切らない方が良いんじゃないかと考えてる。が、それもどれだけ正しいか分からん以上は、この八萬切りの選択もあると覚えておくべきだろうな」

 

ピヨハル的な繊細な1打

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ユウキ「その後こんな形になる。ここでも意外な一打を見せてくれるんだが…」

サツキ「さっきに比べてかなり良い感じになってきましたね」

マユナ「メンツ手のターツは揃ってる…」

 

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ユウキ「夏ミカン的にはそんな悩むところか?と思ったんだが、多井プロはちょっと止まって場を見渡す」

サツキ北が2枚切れだから…、發では?」

カズキ「守備気味に行くなら四萬とか?」

  

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ユウキ六筒切り」

マユナ「んん!?」

サツキ「これ…チートイ決め打ち的な?」

カズキ「決め打ちとは言わないまでも、相当意識してるよなぁ…」

マユナ「チートイ決め打ちなら2枚切れの北切るんじゃないの?」

カズキ「どっかの本で『2枚切れの字牌の残り1枚はほぼ山に残ってるからチートイに行くならむしろ狙い目』って読んだことあるぞ」

ユウキ「それを多井プロが意識してるかどうかは分からんが…。ともあれ、愚形フォローの六筒をこの手で外したってことはほとんどメンツ手を見てないって事で間違いなさそうだよな」

マユナ「早すぎない?その判断。まだ河一段目だよ?」

サツキ「マンガンが見える手、とは言わないまでも、それなりにメンツ手でリーチ打てそうに見えるし…」

カズキ「石橋プロも村上プロも、捨て牌に尖張牌があるとはいえ、めちゃくちゃ早いというふうにも…。もし仮に石橋プロが早くて次巡にでもリーチに来られても、現物は2枚持ってるんだからそこまで気にしなくても良いと思うんだけどな」

マユナ「近藤プロは間違いなく時間かかりそうだし」

ユウキ「夏ミカンの感覚ではまだ引き気味に行く段階じゃないと思うんだが、とにかく多井プロは六筒を切った。チートイを目指すのであれば、確かに六筒は1番重なりにくいと思う。北を例外として」

サツキ「まあそれはそうですね…。九筒切ってる2人に、ピンズのホンイツ模様が1人がいるから」

 

ユウキ「と、いうのが夏ミカンの第一インスピレーションだった」

マユナ「え」

カズキ「なんやねん」

ユウキ「今では結構この打に納得がいってる。もう一回この手を見てみるぞ」

 

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サツキ「6巡目であれば、普通にメンツ手を進めても良さそうに見えるんですけどね…」

カズキ「…んー……。まあでも確かに愚形残りでリーのみになるかもな手ではある?」

マユナ「それでも、ホンイツ狙いの近藤プロがいるとはいえ、七筒は場況的に悪くないと思うんだけど」

ユウキ「夏ミカンも基本的にはそれに賛同してる。夏ミカンなら打發しかない。けど『愚形残りでリーのみまである』ことを考えれば、素直に門前でメンツ手を進めたくないという思考はギリギリ理解できる」

サツキ「むう…」

ユウキ「そしてこの手を『素直に門前メンツ手で進めたくない』のであれば、鳴きが視野に入ってくる」

マユナ「………あー、確かに鳴きを考えた時、近藤プロから七筒チーはまず望めない…」

カズキ「鳴き進行を考えれば、七筒のロスはそこまで大きいものではないってことか」

サツキ「本命はチートイだろうけど、緊急回避のポンテンチーテンは入れるつもりあるのかもしれないね」

ユウキ「先に言ったように、チートイと鳴きを見た時に映える一打なんだと思う。守備とのバランスを備えた、まさに『多井隆晴の一打』だと、後からじわじわと感じたそうだ」

マユナ「守備力のエグい多井プロらしい一打か…」

カズキ「今の夏ミカンには、打牌の候補にすら挙がらないな」

サツキ「1日目のクオリティがボロクソに言われた2020シリーズだけど、やっぱり見るべきところはあるんだよね」

ユウキ「まあ、ぶっちゃけこのプレイングを見ても、夏ミカンは打發で良いんじゃないかと思ってるんだけどな」

カズキ「なんやねん」

 

マユナ「え、終わり?」

カズキ「多井プロだけかよ!」

サツキ「しかも2シーンしかやってない…」

マユナ「せめてパイレーツに触れないんかい」

ユウキ「次からがんばる。次から」

 

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