雀魂牌譜検討 全ては最初の一歩
サツキ「煮え切らない麻雀を打ったらしいです」
カズキ「いつも通りか」
サツキ「いつも以上にです」
カズキ「じゃあ地獄だな。帰るか」
サツキ「そうしようか」
カズキ「帰るな！！」
サツキ「ええ！！？」
確定マンガンのリーチ判断
サツキ「ドラ溢れる手牌」
カズキ「対面の親が仕掛けか…」
サツキ「ここでドラ
を落とすのが夏ミカン流」
カズキ「『流』とかウザい」
サツキ「ターツ候補は孤立
と
を２メンツと見て既に６ブロック確保できたのでドラはいらない。なのでリスクを先に処理するってことだね」
カズキ「この手はが重なるよりはピンフで好形リーチ打ちたいしな」
サツキ「最悪なところにポンされて数巡。テンパイ」
カズキ「ダママン…」
サツキ「ダマとした」
カズキ「局収支で考えればリーチ優位だろ」
サツキ「そうだね。ダマにした理由の第１はスジ牌の入れ替えによる放銃回避。それと、リーチしたら周りは完全にベタオリすると考えたんだろうね」
カズキ「ベタオリされて親とめくり合うのが得か、普通に打たせてサラッとアガリを拾うのが得か…」
サツキ「親マンを防ぐのを第一に考えると、ダマにする価値は上がるとは思う。相手がノーテンかもしれないという点も込みで」
カズキ「でもカンが入ってることを考えればハネマンチャンスはかなりありそう。ダマが無難なのは分かるが、本当に得なのはどっちかって考えると怪しいかもな」
リアルでこんなのがきたら動けん
サツキ「
ポンしてチンイツ発進」
カズキ「門前よりは高くなりそうか」
サツキ「ここで…」
サツキ「カン」
カズキ「巡目も少ない。一瞬でも早くテンパることを優先した方が良いな」
サツキ「これ、リアルだと何切ればいいかに集中し過ぎてカンできることに気づかずに普通に切りそうとのこと」
カズキ「気持ちは分かるがガンバレ」
サツキ「なんとかテンパイしたが、全員がテンパイ取りに前進してくる」
カズキ「飛び寸の対面がドエライ牌切ってきたな…」
サツキ「ポンして親倍テンパイ」
カズキ「
待ちのままだと残り３枚。
待ちなら残り４枚。打点も１２０００→２４０００。当然のポンだな」
サツキ「その思考がリアルだと絶対追い付かずに『え！？ポンか！？あれは何枚？あれは何枚？』ってなって絶対鳴けません。ネトマではポンするか聞いてくれるからその間に枚数や点数の計算ができてなんとか鳴けます」
カズキ「精進せよ。いやホント」
配牌想定１２０００→結果１５００
サツキ「上２人と離れた３着目の親番。何切るか」
カズキ「
か」
サツキ「いつもなら愚形ターツがある時は好形ターツのタネであるは残すけど、今回は
が重なればドラやチャンタで５８００〜１２０００まで見込めるので」
カズキ「
の受けもカブるしな」
サツキ「さて、何切るか」
カズキ「まだじゃない？」
サツキ「
切った」
カズキ「んー…。チャンタで打点上げやすくした？」
サツキ「そういう意識もある。でもそれなら別に
切っても良かったと反省」
カズキ「そうしとけばを置いておける余裕もできるしな」
サツキ「さあ何切るか」
カズキ「なるほど…」
サツキ「ドラのペンチャンを見切る。ドラ重なり自体はギリギリまで見るけど」
カズキ「まあ形だけ見れば絶対にそうだろうな」
サツキ「の重なりはともかく、引きのみでのドラ１確保のためにこの形を拒否するのは損だと判断」
サツキ「
ポンで何切るか」
カズキ「まあ普通に…」
サツキ「切る」
カズキ「テンパイの取りやすさが全然違うしな」
サツキ「完成！！」
カズキ「すげえな…。もドラもチャンタも何も付いてねぇ…」
サツキ「当初は５８００〜１２０００とか言ってたのになぁ…」
これはチンイツ？
サツキ「この
はチーなのだろうか…」
カズキ「鳴けばチンイツ３シャンテンか。門前でもテンパれそうではあるけど、少なくともマンガンには届かないことの方が多そうか」
サツキ「鳴いた後のピンズの形はこれ」
サツキ「ピンズは何を引いても使い道がある。ポンチーの幅も増える」
カズキ「そう考えれば３シャンテンとはいえ鳴いた方が良いのかもな」
サツキ「クソ配牌からならすーぐ染めに行くクセに、これくらいのだと渋っちゃうんだよねぇ」
オーラスこそ最初の一歩を大事に
上家：チー打
サツキ「オーラス。なぜかトップ目がやたら鳴いてきた」
カズキ「チャンタやホンイツ付いたらハネマンやら倍満やらだし…。あ、でも倍満振り込んでも着順は変わらないのか」
サツキ「これを見て…」
サツキ「手を狭めてしまう」
カズキ「うーん…。確かに『雀魂』は『天鳳』と違って『完全順位制』じゃないから素点を削りたくないってのは分かる。けど上家の最終手出しがチー出しなら、普通はその周辺が待ちになるだろ。このくらい押して良いんじゃ？」
サツキ「いらない時に慎重になって計算を誤る。これはいかんね」
サツキ「当然のように上家の手から
。それに合わせる」
カズキ「こうなってくると切れなくなるよな…」
サツキ「対面からリーチがかかるが、既にドラが４枚見えててハネマンはまず無い。ある程度ラフに押して良い局面のように思うけど…」
カズキ「
はリーチには通るな」
サツキ「完全撤退とした」
カズキ「まあ、現実的に２軒テンパイに対して反撃できる手では無いから、これは無駄に点棒を減らさないようにすべきかもね」
サツキ「最初のさえ押せていればクイタン進行でなんとかなったかもしれないんだよね」
カズキ「スタートダッシュに踏み切れないのは夏ミカンらしいな。とても悪い意味で」
カズキ「オーラスのはちょっと改善したいところだな。押せるところは押せるようにしないと」
サツキ「単騎待ちなら一応ある程度の読みも加えられるしね」
カズキ「そういうのは復帰以前の方ができてたように思うんだけど…」
サツキ「勉強期間で攻守のメリハリがつきすぎたのかもね。それがトップラス麻雀に繋がってるのかも？」
カズキ「『ちょうど良い』麻雀に少しずつ調整が必要か」
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