永世乙女の戦い方(2)
キャラ紹介行きます。
早乙女 香
小さい頃に女流棋士天野香織と出会い、将棋を知り、香織を追うために女流棋士となった女子高生。
将棋が好きすぎて日常生活に支障が出るほどですが、親も友達も香の頑張りは認めており、応援されています。
自分の好きな将棋を他の人にも知ってもらいたい。
まだ高校生ながらプロの女流棋士として普及活動なども積極的に行っている様子。
初心者の人にも楽しんでもらうために、一緒に指したりもします。
将棋の腕は確かで、小さい頃、既に香織に才能を見込まれています。
普段抜けてるところもありますが、勝負が始まれば冷徹冷酷な炎が燃え上がります。
しかし、本来の実力を出せれば今の段階でもっと上に行っているはずらしいのですが、どうも香の将棋には何か問題があるようです…。
天野香織
香を将棋の世界に誘った女流棋士。
現在最強の女流とも言われ、その実力は奨励会出身の棋士にも劣りません。
香からは神様とまで言われています。
香との出会いは偶然で、暇そうにしていた香と一緒に遊んであげようと将棋を教えたところ、その才能を見出します。
以後はずっと気にかけている様子。
ですが、どうも女流棋士になって「普通に」強くなっていく香にはあまり興味がなく、香が小さい時に見せた「意外な発想」からくるプレイングに期待しているよう。
しかしどうもその「意外な発想」が出るかどうかは相手を選ぶようです…。
相手にレベルを合わせてしまう癖が治って常にそれを出せるようになれば、香織までの道も遠くないかもしれません。
支倉
編集者として働く女性。将棋は初心者。
会社の出版する将棋雑誌の取材(とはちょっと違うが)のためにとある対局を観戦します。
そこで香の将棋を見て、その戦う姿に一目惚れしてしまいます。
その後は本格的に将棋の仕事を引き受け、香を追いかけ、香織とも交流していきます。
香も、自分の対局を見て将棋に興味を持ってくれた支倉のことは好いており、なついている様子。
いやー素晴らしいこの世界よ。
須賀田 空(すがた うつろ)
奨励会に所属する中学生。
なぜか執拗に女流棋士を目の敵にします。
実力は本物。
香織も認める怪物。
その圧倒的な自信からか、女流を全員下に見ており、天野香織すらも大したことないと言い抜きます。
これにブチギレた香。
謝罪を要求するも空は断固として拒否。
譲れない香は自分と対局して負けたら謝れと吹っかけ、闘うことに。
空の女流棋士への敵意。
それは、ただ単純に弱いから、棋士に比べれば誰でもなれるから、という一般論だけではない様子…。
以上。
熱く、冷たい盤上の会話に酔いしれましょう。
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永世乙女の戦い方
「将棋指しは、負けると死ぬ」
勝負の世界において、背負うものは個人個人で違います。
誰かへの憧れでその世界に入ったとしても、
ただ自分の力を試したいと思ったからだとしても、
それがなんであれ、
全ての勝負師は何かを背負い、戦います。
負けは死。
負ければ憧れやプライドが支えてきた心はボロボロに崩され、ただ「そうだった」という事実しか残りません。
「将棋指しは、負けると死ぬ」
「心が死ぬ」
だから、
将棋の世界で闘う少女たちの物語です。
主人公の早乙女 香は将棋を愛する女子高生。
女流棋士として活動しています。
普段は無気力なことが多い彼女ですが、将棋になると一変。
相手に勝つために、相手を殺さんとするような殺気を放ちながら打つその姿はまるで別人。
将棋に対する思い入れは、他者から見ればもはや変人です。
香は小さい頃、現在最強と言われる女流棋士、天野香織に将棋を教わります。
香織と公式の場で闘うためには、ある理由から10年以内に香織の元までたどり着かなければなりません。
そのために、香は女流棋士となりました。
香の実力は高いもののやはり敵も強力。
数々の激戦、そして敗北を経験。
それでも。
憧れの対戦のためには負けられない。止まっていられない。
香の、たった1人で闘い、殺し合う姿に、勝負の世界の厳しさと、将棋の面白さをひしひしと感じます。
是非少女らの闘う姿に酔いしれていただきたい。
そしてくずしろ先生といえば百合。
うん。
やっぱりこれも外せない。
将棋のルールは知らなくてもめっちゃ面白いですよ!
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2020/3/6 1戦目 船長の大航海と敬礼
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南2局 2本場 親 小林
船長の選択は…
切り。
を鳴いた後の形を考えれば普通に切りで良さそうですが、この局面は良形リーチの方が価値が高いと見ての残しか。
おや、イケメンのようすが…
点数的に大きくアガりたい内川プロ。
ここで長考。
何を狙ってもそれなりの打点になりそうですが…。
普通はタンヤオを確保するっぽいですが、チートイを見つつ四暗刻を目指せるを切るっていう手も?
まあそうですよね。
南2局 3本場 親 小林
この手を外したくはない大チャンス手。
との比較ですか。
切りのメリットはドラを使えるようになるのと、引いての3メンチャン。
切りのメリットは単純に赤1翻の確保、引いての変化を選べる。
(解説では切りも候補に挙がってましたが、それはまずくないか…?)
船長の選択は…
切り。
が2枚切れだからか。
ただ上家の内川プロがソーズ模様なので切りもあると思います。
…いや、逆にだからこそ切り?
ただ、しっかり2600オールをツモりアガり…
南3局 0本場 親 日向
揺れるカメラと、
なだめる熊を経て…
内川プロの爆弾も無事かわし…
南4局 0本場 親 瀬戸熊
チームポイントに余裕がある日向プロがアガリ切り…
ハネマンバイマンを好き放題ツモられまくり、
自身の最高アガリ点が2600は2900オールであるにも関わらず、
船長がトップをとってしまった…!
仲間やファンの海賊たちに捧げる敬礼。
これが不動の船長の姿。
この記事が投稿されている頃にはとっくにレギュラーシーズンは結果が出ていますが。
それがどうあれ、この姿が麻雀ファンに与えた衝撃は計り知れないものとなったでしょう。
この至高の技術こそが船長の証です。
敬礼!
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2020/3/6 1戦目 船長の粘り航海
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瀬戸際の海賊船を救うのは、やはり船長の役目。
南1局 0本場 親 内川
小林プロ。
5200ダマ選択。
普通ならこうでしょうが、この半荘でトップを取りたいならハネツモ狙いでリーチもあるんじゃ無いかと思いましたがどうですかね?
まあツモってマンガンならそれでも良しか。
ピンフドラ1の変化でリーチ。
切ってリーチとかも面白そうですが、どうやら船長には相変わらず焦りなど無いようです。
大振りしてアガリを逃す可能性までいつも通り計算に入れて戦います。
南2局 0本場 親 小林
絶対に落とすわけにはいかない親番。
メンツ手2シャンテン。チートイ1シャンテン。
2枚切れ。1枚切れ。
さあ…
チートイを残しての打。
を引いたら転げ回るほど激痛かもしれませんが(コバゴー本人は気にしないでしょうが)、が4枚切れなのもあり、チートイドラドラの可能性もかなり見ておきたいというのもあっての選択か。
この、普通の人間であれば精神的に追い詰められそうな状況でこの選択。
ただテンパイを取るだけでは勝てないということを誰よりも知っている。
内川プロから大波リーチ。
転覆しかけの最悪の無スジ。
この点数状況で、いくらなんでも自分の手はこれを押した後さらに押し続ける価値は無い。
普通の麻雀であれば当然のオリです。
だが今は、普通の麻雀などではない…。
押します!
最悪のラスの可能性を受け入れてトップを取りに行く!
テンパイ確保。
転覆を免れます。
南2局 1本場 親 小林
船長にチャンス。
内川プロが切り…
これに対して珍しく鳴き長考。
選択はチー。
ポンしてを残すよりも、をトイツで残してポンを狙った方が良いという判断か。
を引いて、何切る?
切ってポンしやすさと一通を残します。
これはどうする。
ツモ切り。切りは一通が消える。
も…。
切る。が。
もう一回引いてくる。
このを残しておけばフリテンのチーができるようになるので…
残す。
引き。普通に切る?
ツモ切り。
なぜか?
瀬戸熊プロがクイタン。
それへの対応。
が生牌なので危険度が高いので抑えます。
そしてこれには相手にを打たせなくするという効果もあるわけですね。
瀬戸熊プロに通ったを合わせる内川プロ。
チー。
テンパイにたどり着く!
そしてここで、
カラ切り。
これでアンパイリセットと、周り切ったら死ぬぞアピール。
最後までしっかり精密航海。
これで2局連続テンパイ連荘。
もはや後光が射してくるまであるぞ…。
荒れ狂う海路をロボが渡る!
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2020/3/6 1戦目 船長の前に見ておきたい押し引き
最近、内川プロが芸人に見えてくるんですけど。(←失礼極まりない)
だってこれ見て笑わない人いるんですか。「名シーン」て。
はい、行きましょう。
この記事を書いてるのが3/8(日)で、投稿日はレギュラーシーズン最終日。
どんな結果になっているのか…
それはそれとして、やはりこの日の小林剛を書かないわけにはいかないでしょう。
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東1局 0本場 親 内川
まずはコバゴー以外の選手の手順をさらっと。
瀬戸熊プロ。ここから…
打。
形はほぼ整っているので、3トイツにするほどではないし、後々の出アガリのしやすさもアップする。まあ普通こうするんでしょうね一般的には。
僕は切るけどね!
・既に守備力は確保できているのでを持つ意味は皆無。
・マンズが伸びたときはどちらかを落とす。その時にの縦フォローがあった方が良い。特にドラを引いたときはクイタン移行しやすくなる。
・こんな最序盤からリーチがくる可能性など考える必要はなく、1枚残ったせいで反撃できなくなるということも考える必要はない。もっと巡目が進んでから切っても遅くはない。
こんなところ。
余計な字牌は持ちたくないマンです。
日向プロ。ここから…
打。
ストレートにを切っても愚形残りの2シャンテンなので守備力を下げたくなく、かと言ってを切るとホントに現在残る愚形ターツと心中しなくてはならなくなる。
ならばシャンテン落としてでも良形テンパイへの道と守備力確保を優先する。
こんなところでしょうね。
僕は切るけどね!
・現時点でまあまあ他家のアンパイが持てている。1枚消費した程度で守備力は大して変わらない。(前提として、この手は今リーチを受けたらベタオリ一択である。)
1番煮詰まってそうな瀬戸熊プロの河に。まずオリれる。
内川プロの河に。かなりオリれる。
小林プロの河にはしか現物は無いが、を残したところでこれにアンパイが1枚増えるだけ。大して変わらない。
・この巡目でドラ2の手をシャンテン落としするほどのメリットとは思えない。
こんなところ。
字牌絶対切るマンです。
ちょっと戻って内川プロ。ここから…。
切ってペンチャン落としのシャンテン落とし。
良形テンパイを目指してへのくっつき狙いでしょう。
ただ、これは僕は素直に1シャンテンとりますね。
ドラ0とか、子ならペンチャン払うかもしれませんが、親ならある程度の速度は確保しときたい。
もっと言えば、を引けば良いだけですし。
東2局 0本場 親 小林
上家の小林プロからリーチを受けて日向プロ。
自分の手は好形の1シャンテン。
でも相手は天下の親リー。
は危険。は一応スジ。
切って粘る手もありそうですが…。
ベタオリ!
これは見ていて感動しました。
僕は「切るかも…」と一瞬考えてしまったのですが、冷静に考えればこんなもんベタオリ一択です。
この手はを切れば十分親リー相手にも戦える手ですが、親リー相手にそんな押しはありえません。
なので切りは無し。
では切りはどうなのかというと、切った後の形ではそもそも親リーと闘う価値はありません。
なので切りも無し。
つまり結論はどれも切れないことになり、ベタオリになるわけです。
ここでこの押し引きを日向プロに見せてもらえてよかったです。
さて、今日はここまでとして、次の記事ではいよいよ船長に登場してもらいます。
荒波の音が聞こえてくる…
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大好きなパイレーツ アサピンとバッシーについて語りたい
前回から続きまして、僕が大好きなパイレーツの選手について語ります。
朝倉康心
僕と同じ世代であれば、「朝倉プロ」よりも「アサピン」と呼んだ時期のほうが長い人が多いのでは?
この時代の若者が麻雀を覚えたら、大体の人は天鳳をプレイするでしょう。
そしてしばらく長くやると分かってきます。
「天鳳はガチ」だと。
そんなガチガチの環境の中で、化物だらけの鳳凰卓を制した者だけがなれるのが天鳳位。
朝倉プロがMリーガーに選ばれたときの僕の喜びは、歴代全選手中ブッチギリで1番でした。
朝倉プロの何がすごいって、その思考の深み。
ここで僕が多くを語らずとも、YouTubeとかで天鳳プレイ実況や解説とかやってる動画がいっぱいあるので、それを見れば分かります。
で、僕が1番感銘を受けたのはその「思考の深さ」それ自体ではないのです。
もっと単純なことです。
それは、アサピンが実際に天鳳を実況しながらプレイしている動画を見ていた時のこと。
その当時の僕は、アサピンが天鳳位だということは知っていたけど、それがどれほどすごい人なのかはあんまり分かってませんでした。ただ、めちゃくちゃ強いということはなんとなく理解していました。
で、動画が始まってプレイが始まって、その直後です。
アサピンは基本的に、
たっぷり4秒かけて打牌を選択していたのです。
(天鳳の時間制限の仕組みは、局のはじめに4秒+ストックで10秒与えられ、1打の内に4秒を超えてしまうとストックの10秒が減っていくようになっています。)
それが何?って言われそうですが、僕はその時はホントに麻雀に対する考え方とかが素人で、模打に時間はなるべくかけないで、さっさと次の人に番を回してあげることが親切であると思っていました。
(思い違いも甚だしいです。)
でも違った。
強者とは、与えられた道具(ここでは時間ですね)を極限まで利用するのだ、と。
そしてもう一つは、当時の自分なら「こんなもんノータイムでこれ切りだろ」と思っていた牌姿でも、強者は深く深く考えを巡らせているのだということを痛感したのです。
それまでの自分はマジもんの「量産型デジタル」で、公式に数字を当てはめていく麻雀しか打てなかったのです。
だからほとんどの場面で時間をそんなに使わなかったし、打牌が遅い人を毛嫌いしていた節もありました。
それをアサピンは変えてくれたのです。
それが、僕を「量産型デジタル」から解き放ってくれたのです。
まだまだ僕は朝倉プロほどの思考の深さを身につけているとは言えないでしょうが、それでもあの時の1打1打しっかり考え抜くアサピンの姿を思い出し、僕も1打1打を極限まで丁寧に打とうと心に決めているのです。
石橋伸洋
僕の1番好きなプロです。
小林プロよりも、朝倉プロよりも先に僕が出会った(出会ったわけではないけど)バケモノです。
このブログでも1度取り上げました。
natsumikan-toaru.hatenablog.com
↑この本、ホントに読めば分かりますが、麻雀初心者が読んで理解することはまず不可能。
「そんなことまで考えなきゃダメなのか!」と言ってしまいそうになる程の、石橋プロの深い深い思考を知ることができます。
この本を、僕は初心者の時に読みました。
嘘です。
半分くらい読んで訳わかんなくて読むのをやめました。
だから読んだ直後は簡単なところ以外は全く身になってなかったと思います。
でも、石橋プロがヤバいやつであることは分かりました。
それ以来、麻雀の勉強をすることも忘れて石橋プロの闘牌を追い続けました。
それを見て少しずつ、鳴き方とか、守り方みたいなものを身につけていくことができたように思います。
そして、石橋プロが僕に与えた1番大きなもの。
それは。
オカルト、流れ論からの脱出。
そう。
それまでの僕は連盟の一部のプロの流れ論を信じて疑わず、「負けたのは流れが悪かったから」と本気で言っていたのです。
それを、「黒いデジタル」が変えてくれた。
「思考」「技術」。
それが、いや、それだけが麻雀なのだと教えてくれたのです。
この石橋プロとの出会い(出会ったわけではないけど)をキッカケに、「デジタル」を身につけ、アサピンを始めとする天鳳の高名なプレイヤーたちから技術や思考を学び、小林プロから「麻雀の考え方」を教わり、今の僕があるのです。
この3人がいなければ、今の僕はいません。
もちろんこの3人以外のプロからも学んだことはいっぱいあります。
多井、たろう、滝沢、茅森、ヒサト…
ですが、やはりこの3人は別格。
だから、勝って欲しい。
この記事が投稿されるのが2020年3月8日。
ドリブンズ最終戦は明日。
そこでセミファイナル出場チームが決定する。
多分僕はリアルタイムで見れません。
それにドリブンズもすごく好きなチームです。
ですが、
パイレーツのセミファイナル進出を願いたいという気持ちは抑えられそうにないです。
パイレーツの行方は…
大好きなパイレーツ コバゴーについて語りたい
僕がMリーグに求めるのは、レベルの高い麻雀同士のぶつかり合いです。
それも、ぶつかり合いを見ているのが楽しいという理由ではなく、激しいぶつかり合いの中で、どういった麻雀が勝ちやすいかを見定めたいのです。
言ってしまえば、僕にとってMリーグは学習教材なのです。
だから、
僕は巧い選手が好きです。
たかだか20〜30半荘のスパンであれば、どんなに巧い人でも負けるし、大したことのない人でも勝ちます。
僕は巧い選手が好きですが、
勝ってる人が巧い訳ではありません。
結果論が親の仇ほど嫌いな僕ですので、余計にそう思うのでしょう。
つまり何が言いたいかというと、僕の興味は「Mリーグ」にある訳ではなく、「Mリーグに集う強者」にある訳なのです。
ぶっちゃけ、選手個人が最高の麻雀を見せてくれるならば、どこが優勝してもいいとさえ思っています。
ですが、そんな中でも1番ヒイキにしているのはどこかと聞かれると…
パイレーツ です。
理由は、これまでこのブログでチラホラと書いてきましたが、個人的に思い入れのある選手がいるからです。
小林剛。
朝倉康心。
石橋伸洋。
(アッキーナも大好きだけど他3人と比べると思い入れという点では落ちます。すみません!)
この3選手は、僕の麻雀観の礎を作ってきた方々です。
できることなら勝って欲しい。
ここから、僕の3選手に対する思い入れを語りたいと思います。
小林剛
言わずと知れた麻雀サイボーグ。
実を言うと、この3選手の中ではコバゴーは、僕が1番最後に出会った(出会ってはないけど)プロです。
そしておそらくは、僕の麻雀観を最も大きく変えた方です。
それまで僕は、一般的に言われる「デジタル」な人間であったものの、「渾身の手順から作り上げたこのテンパイは負けない!」とか、「俺の手3メンチャンなんだからペンチャンに負けるのおかしいだろ!」とか、そんなことを恥ずかしげもなく普通に思っていました。
ところが、小林プロは「そんなこと当たり前」と言うスタンスでそういった事象を片付けていくのです。
「さすがサイボーグww」と、最初の頃はそういうふうに思っていた僕ですが、ふと、突然、こう思ったのです。
「あれ。でも普通に考えたらその通りじゃん。」って。
いやホント、きゅ〜〜〜〜〜にそう思ったんです。
それまで「ロボ節」だと半ば馬鹿にしながら小林プロの発言を追っていたのですが、きゅ〜〜〜〜〜にそのロボの言葉が、ふっと心の中に、ストンと、落ちてきたのです。
その瞬間思いましたよ。
(俺は今まで何をあんな馬鹿なことにいちいち取り合ってたの…?馬鹿なの?)
麻雀は偶然のゲームです。
プレイヤーにできることは、「どの偶然を選ぶか」だけです(鈴木たろうプロ談)。
そう。
選ぶのは所詮偶然である以上、結果にいちいち反応してたって何にも意味なんて無かったのです。だって僕らは結果を選ぶ力なんて無いんだから。
それが分かるまでに何度小林プロの発言を聞かなければならなかったのか。
ホントに馬鹿だったと思います。過去の自分が。
今では、多分、Mリーガーの中で1番麻雀観が近いのが、この小林プロです。
そして、僕の中の「理想形の勝負師」でもあります。
↓コバゴーについて少し語ってます。
natsumikan-toaru.hatenablog.com
この、「最良」の麻雀打ちが今後も変わらずに麻雀を打ち続けてくれることを、切に願います。
朝倉、石橋両プロは次回で。
コバゴーのロボっぷりに学べ!
麻雀Mリーグ 2020/2/28 1戦目 良い攻め悪い攻め
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南3局 2本場 親 高宮
高宮プロ。チートイでずっとテンパイしていましたが、かなり待ちごろの単騎でもダマのままです。
リーチだろ普通と思う人が多いでしょうけど、どんなに待ちがよくてもチートイの待ちなんて所詮は3枚しかありません。
ラス前でこの点数状況ならリスクを犯すことはないと考えてるのかも。
待ちも否定。
ん?
も悪いわけではないですが、が要らない(らしい)のはたろうプロだけ。
普通に生牌の字牌単騎で良いのでは。
で、次巡。
切り、待ちリーチ。
なんですかこれは。
よりも、よりも、が待ちとして優位である根拠は少なくとも僕には見えません。
自分の河がチートイモロバレなので待ちでリーチしても出アガリが期待できないというのは分かります。
だからダマにしていたんじゃないのか。
そろそろリーチして小方の足を留めたいというのも少し分かります。
だとしてもと待ちなら、流石に前者の方がマシでしょう。
自分の河はソーズのホンイツにも見えますよ。
こんな絶対アガれないと言っても過言ではない待ちで、しかもリーチするなどと、なんの意味があるのか。
の1翻が欲しいならもっと早くリーチしてツモの1飜抽選を増やすべきでは。
そもそも打点が必要な場面でもありません。
南4局 0本場 親 沢崎
小林プロが切って…
ポンしている沢崎プロが大明カン。
僕も絶対カンです。
Mリーグで大明カンってあんまり見ないですが、僕は時々「なんでしないんだ」と思う時があります。
特に打点を重視するべきトップの偉いMリーグルールなら、もっと大明カンが増えて良いと思うんですがね。
もポン。
待ちよりも打点。僕大好き。
他家からはこれが見えてます。
ドラでオヤマン。安目でも9600。
これに困ったのが小林プロ。
たろうプロにまくられるわけにはいかないのでアガれるものならアガりたいところ。
ただ沢崎プロの仕掛けに押せない。
自己都合ならを切りたいところです。
沢崎プロの河はピンズのホンイツには見えません。
普通ならが早いのでは通ります。
でものカンが見えてることで、最序盤からトイトイを見ていたのではないかと考えてしまうわけです(多分)。
そして単純に、3メンツ完成していてテンパイ確率が相当高く見えます。
これがただポンしか見えてなければ、とりあえずは押せたかもしれません。
ただここはを押す。
もし沢崎プロがを持っていたとしたら、もっとホンイツに向かってるはずなのでは切らないはず、という、か細い可能性ですが、現物がどうせしかないため押した方がマシなのか。
解説の多井プロが言っていましたが、手を晒すことで守備力が上がることもあるわけです。
なのでブラフという技術もあるのですが、Mリーグではあんまり見ませんね。
パイレーツやドリブンズが遠い仕掛けと抱き合わせで使うことがありますか。
他に攻めることで守備力を上げる手段としては、リーチして他家を留めるとか。
これは麻雀格闘倶楽部の面々が得意ですね(忍者以外)。
僕としてはそういう麻雀の方が好きなんですよね。
なんというか、アグレッシブな、動的なというか。
だから園田プロとか石橋プロとかが好きなんですが、成績がふるってないんですよね…。
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麻雀Mリーグ 2020/2/28 1戦目 特殊すぎる手順
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すみません。東場だけで3記事も書かせてもらってます。時間稼ぎに。
東3局 1本場 親 高宮
小林プロ、ポンしてホンイツへ。
ここ、とはどっちが先でしょう。
僕ならもうこの先ホンイツをボカすことはできないと観念して、より切りにくいを切ります。
か。
にくっつけての2000点でも良い、という感じか。
もしくはまだボカせる可能性を追うということですかね。
沢崎プロ〜。
なんでこんなとこで止まるんですか〜!?
切りか。
うん。
意☆味☆不☆明 (ホント楽しいこのお方)
ドラ受けをわざわざ切る理由とは…?
仮に、仮にですよ?
もしトイツ形アンコ形を見ているのだとしたら、2枚切れの切りなのでは…?
とにかくまずの価値を僕に説いて欲しい。
うわあ。
よりによってめっちゃドラ引くやん。
可愛く小首傾げちゃってもう…。
また変なの切るし…(泣
一般的にはとか、1枚切るとか、カンとか、が2枚切れなのでとかじゃないでしょうか。
を切らないから良形テンパイにしたいっぽい気持ちは伝わるんですが、厳しくないですかこの手は。
小林プロテンパイ。
まだ河はマンズは少ないですが、テンパイと取られてもおかしくはない、という感じか。
この鳴きを受けて、沢崎プロ。
もはやドラは切れません。
は2枚切れなのでを外すのは分かりますが、流石にが先じゃないですかね?これは普通に良くないと思いますが。
南1局 0本場 親 小林
高宮プロ、テンパイですが流石に即リーとは行きづらい。
場には 1枚、1枚、1枚、1枚。
僕は引き、ポンと、ドラ方向へ伸ばす打かなぁ。
ですか。
イーペーコーで打点アップできることを考えたらこっちの方がいいのかな?
さて沢崎プロ。
止まったなぁ。普通に切りで良いのではないの。
ドラ切り!?
前巡トイツ落とししてまで抱えたをなぜここで放すのか…。
危険牌を先に切ったと言われればそれまでですが…。
高宮プロの切りがリャンメン固定と考えて、の切り遅れを嫌ったのかもしれません。
ただ、沢崎プロはそれでもドラを放さないような気がしたんですがね。
僕もまだまだこの人を図れていないようです。
高宮プロからリーチ。
それを受けて沢崎プロ。
リーチ宣言牌の跨ぎのを切らないとすれば、どちらかの字牌のトイツ落としでしょうか。
は現物ですが、場風でポンテンかけられます。
それでも切りか。
多分ポンしてカンテンパイ取ったとしても、そんなに戦い続ける価値もないと考えたのか、大事をとりましたね。
カンが先に入った場合は真っ向勝負でしょうが。
僕なら切ったかもしれん…。相手が親リーならですが。
南2局 0本場 親 たろう
なんかロボがすごい仕掛けをしてます。
バッシーみたい。
役牌の先先ヅケか、ホンイツか、あとは123三色とか?
ドラトイツでよくこんなリスキーな鳴きができますね。
別に役牌が重なった後からでも良いのではないでしょうか。
そんなにこのは絶対的急所でしょうか…。
おや、なんか怖い仕掛けをしているのは…
沢崎プロだ。
ハネマンテンパイでホンイツ模様の小林プロに絞っていたを切ります。
当然鳴いて…
切り!?
ホンイツ気配からの討ち取りを狙ってるようです。
僕は沢崎プロがソーズの染めだから、普通にマンズ切ってくるのでホンイツに向かいますが…
ただ沢崎プロの手が高いと想定すると、こちらの手は打点よりも沢崎プロの手を蹴ることに重きを置いた方が良いかもしれません。
次でこのハンチャンは終了です。
麻雀Mリーグ 2020/2/28 1戦目 タカハルの解説
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東3局 0本場 親 高宮
こちら沢崎プロ。
僕はノータイムでです。
おっ おおぅ!?
ピンズの3メンチャン崩しましたよこのお方!
解説の多井プロもびっくりです。
確かには567のタネです。引きもある。切ればただのピンフのみになりかねない。
……、そっか。
言われてみればそうかも。
ピンフの1シャンテンを維持しつつ高い手への変化を見る。
当たり前っちゃあ当たり前か。
僕の思考が浅かっただけか。
・・・・・・・・・・・え、ホントに?
実際これ、どれが良いんでしょうかね?
2枚切れだから、打も含めて。
その後テンパイ。ダマ。
高宮プロ。
を鳴いてマンガンの1シャンテンにします。切り。
打点は申し分ないですが、「愚形2つ(しかも1つは片アガリ)を残してのリャンメンチー」です。
「」の字面だけ見たら、結構酷いです。
これは鳴かない人もいそうです。
僕は鳴かないかも…。ヌルいか?ヌルい気もする。
その後、カンテンパイ。
ここで引き。
打……?
なんで?
なんでわざわざ出にくいドラ待ちに?
手出しでその周りを警戒されやすくなるし。
むぅ?
変わってたろうプロにこんな手が入ってます。
北家ですが、は未だ生牌。
で、今高宮プロが手出ししたことでが切りにくい…。
切りました。自分の手も期待値が高いので勝負したのでしょう。
沢崎プロにが。
高宮プロがタンヤオっぽく、小林プロはオリ気味。
ただ北家のたろうプロには結構怖い。
「待ちならリーチしてるだろ!」(多井プロ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シーン
あれ。
出ましたけど。
たろうプロ、鳴かず。
もう一回たろうプロの手を見てみます。
確かにポンで3900テンパイです。
鳴かなかったのか。
はい。
実はこれ、僕もスルーします。
もしかしたらポンしないんじゃないかと思って見てたので、「おお!」と思いました。
だってそもそもこの場況で切ってくる沢崎プロがテンパってないわけがないです。
おまけにと鳴いてる高宮プロは手出ししてはロンせず。
なら手出しの理由なんてに引いての待ちか、
もしくはドラのトイツ固定ぐらいでしょう。
(は自分から4枚見えてるので待ちはない)
2人の河を見てください。
←高宮プロ ↓沢崎プロ
ソーズが馬鹿高いこの場況。
ド無スジのなんか切れるわけないんです。
これにいつものように多井プロはびっくり仰天してましたけど、多井プロに1つ言いたい。
多分あなたも切らないと思いますよ。
まあおしゃべり解説しながらだと気づかないこともいっぱいあるんでしょうが。
タカハルの大袈裟な解説はこちら(楽しいから好きですけど)↓
麻雀Mリーグ 2020/2/28 1戦目 オカルトバスターズの鳴き合い
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高宮プロ、今かなり髪短いですけど、僕はこの↑の髪型が1番好きかもしれない。
はい。では行きましょう。
東1局 0本場 親 小林
たろうプロ。ポン。
切り。
かなり遠くのホンイツを狙います。
確かに役牌2つあればホンイツの価値はかなり上がりますが、それでもこれは遠すぎなのでは…。
僕ならいったん切ってホンイツは様子見し、打点上昇はドラに期待するかもしれません。ドラタン上等です。
もポンしてこの形。
さて、そんな中、たろうプロの上家の小林プロが、沢崎プロのに動きを止めます。
さも当たり前のように1500の鳴きです。三色とか赤使えればまだ上がるけど。
が、たろうプロが2フーロしている以上、トロトロ門前で進めてても間に合わないというのは当然と言えば当然か。リー棒も落ちてるし。
クイタンならばは不要牌ですが、下家のたろうプロのホンイツに対していったん絞ります。
1手進みました。
ここで切り。
これは僕ならこうすると思いながら見ていたので、小林プロとおんなじ判断で嬉しかった。
・さっきは2シャンテンだったため、を切るには自分の手が弱すぎた。
・でも1シャンテンになったのなら勝算はあり、逆にが切り遅れになることの方が嫌だった。
・おまけには、ほぼ完全アンパイであるため、置いておきたい。
こんなところでしょうかね。
たろうプロ。当然このは鳴きます。
で鳴いて待ちかドラ単騎かどっちかな、と見ていたら…。
で鳴いて切りの単騎!
これは一体どういう意味があるのか。
まず、僕がさっき言ったようにで鳴くと、単騎待ちならを切ることになります。
たろうプロのホンイツはもうバレバレとはいえ、河にが切られるかが切られるかは対戦相手にとっては大きく印象が違うでしょう。
つまり、自分の河を強くするためにこうしたわけです。多分。
他にどんな効果があるでしょう。
パッと思いつくのでは、をアンコから1枚切って頭にしたように見せることで、単騎待ちやシャンポン待ちを相手の意識から外したかったとか?
この鳴きにはもっと何かありそうです。
まあ、単騎待ちだけはどんな手順からでも除外することはできませんし、こんなも切られず、たろうプロはアガれなかったとさ。
ちょっと短いんですけど、今日はここまで。
リアルが忙しくなりそうなので分割して時間稼ぎ。
オカルトバスターズの戦いはこちら↓
麻雀Mリーグ 2020/2/25 1戦目 「裏目」について
ちょっとリアルが忙しくなりそうなんで、1戦で3記事書いて時間稼ぎさせてもらいます。
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南2局 0本場 親 沢崎
たろうプロ、何切る?
切り。
マンズはを切っても何もロスはないので、牌理上は要りません。
にくっつけることを優先した、というのが白鳥プロの解説でした。
別におかしいことはないんですけど、ただ、に何かくっついてもそんなに嬉しいですかね?ダイレクト引きがある分、切りの方が良いんじゃないかと。
(場合によってはホンイツも…と思ったけどないか)
まあ些細な問題かもしれないけど。
自分のテンパイがマンズ、ピンズ待ちになったときに、が遅れれば遅れるほどソーズ待ちを相手にミスリードさせやすくなるというメリットはありますが。
南3局 0本場 親 滝沢
こんな手でドラを切るなどと僕の辞書には書いてありません。
よかった。タッキーの辞書にも書いてないみたい。
最低でもタンヤオですね。
こちらは沢崎プロ。
イーペーコー、ピンフ、タンヤオ変化のためには取っておきたいですね。
ただドラとどっちを切るか。
僕の辞書にはまだ保留で書かれてないです。
にゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!??????????????
そ、それは、多分僕の辞書には永久に書かれないと思います…。
でも確かにを持ってたらリーのみ案件だし…。
この巡目ならありうるのか。
滝沢プロ、チートイを含む1シャンテンでドラをリリース。
まあもっとエグく、ドラドラチートイに絞るっていうのも僕は嫌いじゃないですけどね。
僕も切りますけど。
瀬戸熊プロ。関連牌は、が1枚切れ。
1枚切れ…だからか?
123三色を見切っての切り。
え?っとなったのは僕だけ?
普通に三色狙えばよかったのでは?
やの場況が特別良いようにも見えませんが…。
ドラがと言ったって、ここはいったん切りで良いんでは?
何か僕が勘違いか見落とししてますかね。
沢崎プロ、こんな手に育ってまあ。
切り…。
もう1枚ドラ使ってやろうってか。
危険な男です。
僕もこうするかもしれないけど。
を引いてきてしまいました。
が、ツモ切らずに今度は切り。
をチーしやすいと踏んだか。
ここでまたちょっと解説席から気になる単語が。
白鳥プロから「結果的には切りがミスになっちゃいましたけど…、ー」との発言。
【と持っていたが、を切った後にを引いてきた=ミス】ということですね。
僕はこれをミスとは絶対に言いません。
もっと言えば、「裏目」という表現も嫌いです。
白鳥プロもそこまで「罪」だというニュアンスで言っていたわけではないですが、ひどい人だとこういうのにめちゃくちゃ苦言を言う人いますよね。
と持っていてを切ったのにはそれだけの理由があるんです。
その理由が理にかなっているのであればそれはミスではないです。
切った人からすれば、「これが1番得だ」と思って選択したわけですから、たとえあとでを引いたとしてもなんらネガティブな要素なんてありません。
(あとで見直して、「明らかにそれを切るべきではない要素があった」のであればミスでしょうが。)
今回の沢崎プロみたいに、すでに切られたを利用するような選択の幅が増えるだけです(それが是か非かはともかく、その考えにすら至らない人の方が問題です)。
前にも小林プロ、多井プロの時に言いましたが、結果論なんかで選手の選択が値踏みされて良いはずがありません。
natsumikan-toaru.hatenablog.com
(何度も言いますけど白鳥プロはそこまでネガティブに言っているわけではありません。)
チャラいですけど、この方の発言はいつも的確で分かりやすく、若者らしい言葉遣いも好きです。
ってゆーかホントに急に変えますよね髪の色。
いつも「え、誰?」ってなります。
チャラ鳥プロの活躍はこちらから↓
麻雀Mリーグ 2020/2/25 1戦目 今日も細々と精査
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東4局 0本場 親 瀬戸熊
たろうプロ、手が止まります。
全能だって悩むときは悩む。
切り。
ピンズ3メンチャンは触らないとして、456三色あるからマンズも触らない。
(456になればでアガっても高い)
ただこれって手順的にが先なのでは?がドラだし。
なんか見落としてますかね自分。
沢崎プロからリーチ。
たろうプロ追っかけ。
対して瀬戸熊プロ。
ああああああ。
また2軒リーチに押す人〜〜〜〜。
確かにたろうプロには現物で沢崎プロはが早いですよ。
だからといって今日日先切り迷彩なんて珍しく無いし、(ただでさえめちゃくちゃ(褒め言葉)な沢崎プロだし)
ここで通したところで次のも危険牌。
親番とはいえ現物切って撤収でしょう。
なんかMリーグは2軒リーチを過小評価する人多いな〜。
南1局 0本場 親 たろう
滝沢プロに酷い配牌。
ああああああ大好きなんじゃ〜こういう手順。
こういう手で感覚的に字牌を温存する人いますけど、高い手が見れる以上はきちんと手を広げるべきだと思うのです。
ホント好き滝沢プロ。
だからこのは…
切るよね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡
純チャン、三色、イーペーコーを狙いたいから字牌を切っても良いのであって、それが崩れるなら字牌は温存するということですね。
まあここで字牌切るのが特に間違いだとも思いませんが。
そしてたろうプロ。
ここから…
打。はい好き。
こんな手でも手拍子でを切る人いると思いますが、この手は既に守備力は確保されてます。字牌を残すメリットなど皆無です。それよりは愚形解消のために良形のタネを残しておくべきです。
「この瞬間他家からリーチがかかったときにが切れず反撃できなくなる」という人もいるかもしれませんが、こんな手はがあろうがなかろうがリーチに対して現状押せる手ではないです。
瀬戸熊プロ、ここで…
ツモ切り。
うん。……うん?
あれ?これって切りですか?
なんかあっさり切られたから見過ごしそうになりましたけど、ピンフくらいしか望めなさそうな手なんで、このは残しておくべきでは?引きも嬉しくなるし。
僕ならです(脳筋)。
それが嫌ならでは?
さて滝沢プロ。何切る?
先に言います。僕はです。
どうせ少数派だろうけど。
ですか。
まあを切れとは流石に言えません。
けどドラがなので切りの方が良い気がしますが、どうでしょう。
沢崎プロリーチ。
仕掛けて反撃のたろうプロ。
そして滝沢プロにもテンパイ。
よっしゃリーチだぁ!
おりょ?
ダマ?
まあ既にダママンあるし、リーチしてもマンガンままなこともあるし。
既に2者テンパイな状況なら自分のアガリは低めに見積もってるのかもしれないし。
ただ、ツモ裏2でバイマンとかもあるし、行っちゃって良いと思いますけどね。
その後危険なをツモってきて安全そうな打。
は2枚切れなんで、ほぼアガリはキツくなります。
どうやら滝沢プロにとってはこの手はそんなに評価が高くないようですね。
大変なチーム事情のわりに冷静です。
世間では最近のMリーグ、役満だ順位変動だと騒がれてますが、僕はあんまり気にならないです。
Mリーグファンとしてそれはどうなんだという感じですが、それよりもプロの思考が気になるので。
ただ、1番のお気に入りのバッシーのいるパイレーツには頑張って欲しいと思ったり。
パイレーツ頑張れパイレーツ頑張れ↓
麻雀Mリーグ 2020/2/25 1戦目 厚く、テクニカルな攻防
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東1局 0本場 親 たろう
個人的に注目の沢崎プロ。
natsumikan-toaru.hatenablog.com
ここから…
打。
いや、分かりますよ。これは。
このままを抱えたら、最悪愚形ドラ1のつまんないテンパイになる可能性があります。
ならばここでドラドラを固定して、良形を作るためにを置いておく。
分かりますよこれは。
前巡にを切っていなければ。
ほんとにわかんないようこの人…
瀬戸熊プロ。
ここでなぜか少考。
こんなエネルギッシュな49歳いますか?
打。
んー?
こんなチャンス手でこの巡目なら難しいこと考えないで目一杯で行っちゃえば良いと思うんですがね。
沢崎プロテンパイ。
ダマですか。
僕ならリーチです。
待ちが悪いのは承知の上。
嬉しい手代わりはだけ(4枚切れ)。
リーチ打たなきゃしょうがないです。
「現代麻雀」であればね。
あと、僕はポジティブなんで、ドラが待ちであれば少なくともドラで振り込むことはないので、大怪我を負いにくいと考えたりします。
瀬戸熊プロからエグいリーチ。
これに対したろうプロ。
愚形ですが追っかけリーチ。
分があるとは思いませんが、この手はリーチしないよりはしたほうがマシです。
ちょっと麻雀に慣れるとこういうのをリーチできなくなる人がいますが、あくまで麻雀は比較のゲームです。
ダマにしたってほとんど価値の無いこの手、この状況であれば、めくり合いの勝算が低いとしてもリーチしたほうがマシです。
沢崎プロに当たり牌が。
「リーチしてたら赤の一発放銃じゃん!」という何の意味もない感想は置いておいて、僕ならオリます。
オリたいです。
2軒リーチどちらともに無スジのなんか切るなんて気がふれてます。
でもこれアンパイが完全に無いんですよね…。
あえて選ぶなら1人に通っている端っこのかなあというところか…。
多分僕ならです。
沢崎プロに珍しくかなりの長考の末、追っかけ。
アンパイがあればオリたのかもなぁ。
東3局 0本場 親 滝沢
たろうプロがこんな手。
が切られ、
ポン。
がドラ表示牌だからと、解説の白鳥プロは少し驚いてましたが、別にトイトイを必ず付けなくてはいけないわけでもないので、1番鳴きにくい牌が1番最初に切られたのなら鳴いても良いでしょう。僕もポンです。
その後もポン。
変わって沢崎プロ。
チートイ1シャンテンですが普通にピンフにも向かえる手です。
僕なら両天秤で。
なんとチートイ決め打ち。
は2枚切れなのでチートイなら1番不要牌。
とはいえ真ん中の牌ばかり抱えてチートイに絞るっていう感覚は僕には無いです。
こちらは瀬戸熊プロ。何切る?
リャンメンターツ落とし!
ちょっと一瞬ビックリしましたが、確かにこれは的確です。
たろうプロのポン含め、がもうほぼ残ってません。リャンメンターツとしての価値は低い。
そして「ソーズ染めのたろうプロの上家なのにソーズ切って良いのかよ」と思いきや、たろうプロはを切っています。
が4枚見えているのでとは鳴かれるとしたら↓の形ということになります。
。。。。
ならばなんて切らないはずです。つまりは鳴かれない。
一見大胆なリャンメンターツ落としですが、とても理にかなっています。
また変わって滝沢プロ。
国士模様の進行でしたが…。
切り。
他の国士パーツ2種()が3枚ずつ切れたために、ピンズのホンイツへ移行。
こういう丁寧な麻雀が僕は大好きです。
国士なんかアガれませんよね普通。
また瀬戸熊プロ。
まあはドラソバとはいえ普通に…
打。
僕これ大っっっっ好きです。
打点よ打点。
守備力?知らんがな。
巡目によるけど。
うーむ。
本日のメンツは麻雀が厚いです。
後半も楽しみ。
厚い麻雀は人によるけど見逃すな!↓
球詠(2)
新越谷ナイン紹介です。
ピッチャー 武田詠深(たけだ よみ)
化け物じみた変化量のカーブ系の変化球を扱う。
劣勢をモノともしないメンタルを持ち、いつでも心から野球を楽しむ精神を忘れない。
チームの絶対的エース。
キャッチャー 山崎珠姫(やまざき たまき)
中学名門校出身。
キャッチャーとして高い捕球技術に加え、ピッチャーのテンポを狂わせない正確な返球技術を持つ。
バッティングもうまく、1年生ながら扇の要として存在感を見せつける。
ファースト 中村希(なかむら のぞみ)
天才的バッティング技術を誇るチームの4番。
強いピッチャーとの勝負を望み、並々ならぬ闘争心をあらわにする。
強豪校だと思って新越谷に入学したが、人数ギリギリの状況に最初は絶望するものの、粒揃いのメンバーを見て考えを改める。
セカンド 藤田菫(ふじた すみれ)
堅実で丁寧な守備や、小技を操るテクニシャン。
上位打順で、状況に応じた作戦を確実に遂行する。
ショートの稜とは中学時代のチームメイト。プレースタイルが全然違うが、仲は良い。
サード 藤原 理沙(ふじわら りさ)
たった2人しかいない2年生の先輩。
打撃、守備をそつなくこなす上、マネージャーの芳乃にピッチャーとしての適性を見出され、先発を任されることにもなる。
共に野球部に残った怜に憧れている。
ショート 川崎稜(かわさき りょう)
ダイナミックなプレーを好むパワフルプレイヤー。
中学からのチームメイトの菫とは、二遊間コンビのくせにプレースタイルの相違から言い争いが絶えないが、仲は良い。
チームへよく声を掛ける、ムードメーカー的な面も。
レフト 川口息吹(かわぐち いぶき)
野球は好きだが、プレーは初心者。マネージャーの芳乃の双子の姉。
センスという一点においては、キャプテンの怜が目をつけるほどの逸材。
小さい頃から選手のマネをしてきた結果、他選手のコピーが得意になった。
センター 岡田怜(おかだ れい)
チームのキャプテン。野球部復活を願って、理沙と共に在籍していた2年生。
圧倒的守備力を備えており、バッティングも強く、チームから打点マニアと呼ばれる。
天才打者の希に4番を譲ることになるが、相手に与える威圧感は希を遥かに上回る。
常に頼りになるチームの支柱。
ライト 大村白菊(おおむら しらぎく)
剣道部出身の初心者。剣道は全国レベルの実力。
非常に礼儀正しく、言葉遣いも丁寧。
剣道で鍛えた体格とスイングはチーム1。初心者ながらもポイントゲッターとしてチームに貢献する。
マネージャー 川口芳乃(かわぐち よしの)
野球マニア。
チームの参謀として、練習内容や試合の作戦指示を行う。
対戦相手の分析能力に長け、豊富な知識と共にベンチから相手チームを突き崩す。
息吹とは双子の妹。
以上。
彼女らの戦いはまだまだ続きます。
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